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ステップ1―私は「23AndMe」の DNAテストを受けてみることにした

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Facebookのメッセージ―小さな改良だが影響は大

今夜(米国時間12/6)、私は意を決して、「23andMe&」が新しく始めた個人の遺伝子解析サービスによるDNAテストを受けてみることにした。これは生易しい決断ではなかった。プラスチックのカップに吐いた唾を送ってしまったが最後、私のDNAサンプルから何が出てくるものやら、率直に言ってたいへん怖い。

一方で、私自身について、たとえば次のような興味ある疑問が解決するかもしれない。

  • 速く走れる遺伝子を持っているか?
  • 苦い食べ物が苦手な遺伝子は?
  • 母方の先祖に列車強盗のジェシー・ジェームズがいたか?
  • マヤ人とバスク人のどちらに近いか?

しかし同時に、このテストでは私が将来罹りそうな遺伝的な病気に関するありとあらゆる情報も分かってしまう。そんなこと本当に知りたいのか?

膨大な「サービス提供約款」にもいろいろと心を安からしめないことが書いてあった。「リスク」という項目には私が考えつかなかったような危険性がいろいろ挙げてある―たとえば、私の父親が本当の父親ではないと判明するかもしれない、等々。私が受け取るDNA情報は私の生活、世界観をすっかり変えてしまうかもしれない。

しかし本当に怖いのは上の最後の一節だ。つまりこの情報のもつ社会的、法律的、経済的影響だ。もしこの情報が公開されてしまったら? その情報の結果、医療保険に入れなくなったら? 〔産業革命に反対した〕ラッダイトみたいだといわれるかもしれないが、これはまったく新しいジャンルの個人情報で、われわれより前の世代が扱わずにすんだありとあらゆる問題の種だ。現在の法律はこの問題で市民を保護するという点では話にならないくらい遅れている。

DNAサンプルを採取するキットはすぐに送られてくるという。私が唾を吐いて送り返した後、分析に4-6週間かかる。その後、New York TimesのAmy Harmon記者の表現を借りれば 「私のDNAをググる」ことができるわけだ。

23andMeは強力なセキュリティー措置を取っているので私の情報は比較的安全だろうと思う。しかしここには大きな落とし穴がある。ユーザーが自分のでない別人の唾を送ってしまったらどうなるだろう? たとえば、結婚を考えている相手の? 誰かが勝手に私の唾を送ってしまったら? 誰でも1000ドル払いさえすれば、私の遺伝子を欠陥情報もなにかも含めて全面的な分析にかけることができるのだ。

しかし、いまここでそんなこと心配をしていてもしかたがない。未来はやって来てしまったのだし、私は知りたいのだ。ひとたび外部に漏れたらたいへんなことになるような遺伝子の欠陥が発見されないよう祈るばかりだ。結果についてはアップデートするつもりだが―もし私が奇妙に沈黙しているようだったら、何か具合の悪いことが見つかったのだと思ってほしい。

そういった次第で、誰か知らない(あるいは最愛の)人がカップに唾を吐いてくれと頼んだら疑ってかかるほうがよいことがお分かりになったと思う。

ちなみに、23andMeのテストの過程を一部始終ブログで読みたいなら、TechCrunch の元インターン〔研修生〕Andrew Meyerの「私の遺伝子をクリスマスまでに解析するのを助けてください」という新しいブログ記事 をチェックしてみるとい。彼は遺伝子解析費用の$1,000について寄付を募っている。彼はその代わりにすべての過程と結果をブログで公開するという。はたしてAndrewは結婚相手として適切な標本と判明するだろうか? 寄付するなり、あるいはただのぞくなりしてみるとよい。

Crunchbase 23andMe

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)