LinkedInのAPIと新しいトップページ、公開近づく

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プロフェッショナルな職業人のためのSNS、LinkedInがより魅力的なサイトとしてウェブ上で存在感を増そうと努力している。

サイトとしての魅力を高めることでLinkedInはユーザーの滞留時間を長くし、ページビューを増やし、結果としていっそうの広告収入の増加を図ろうとしている。また急速に成長してきたライバルのFacebookがすでにSNSの定番の地位を占めはじめているのに対抗する意味でもLinkedInはプレゼンスの強化を図らざるを得ない立場にある。

現在開発中の新しいトップページは、これによってLinkedInのサイトとしての魅力を増し、ユーザーの訪問回数を増やすことに狙いを置いている。ベータ版は月曜日に一部のLinkedInユーザーに公開される。新しいトップページの構成要素は3つある。いずれもユーザーがひんぱんに閲覧することを狙ったもので、一つはサイト上のメッセージ、もう一つはウェブから収集された新しいニュース記事、そしてネットワーク・アップデート(つまりFacebookのNews Feedだ)である。サイト上のメッセージ機能自体は以前から提供されていたが、今回のアップデートで、トップページの目立つ位置を与えられることになった。受信箱は他のすべての要素を押さえていちばん上に表示される。新しいネットワーク・アップデートは、3番目に目立つ要素だが、ネットワーク内の友達の活動を報告するものだ。

なんといっても一番目立のは、先週TechCrunchでErickが報じたが、ユーザーのプロフェッショナルな関心を呼ぶニュース記事をウェブ全体から収集して表示する機能だろう。ただしErickがたまたま出くわした初期版と異なり、最新のベータテストで提供されているLinkedIn版のニュース・アグリゲーターは、ユーザーが手動で調整する必要はない。LinkedInのシステムが独自のアルゴリズムによって自動的にユーザーに関心のありそうな記事を選び出す。選択の基準の一部はユーザーの友達が現在までに読んだ記事の履歴らしい。(LinkedInはそもそも何に基づいて記事を選択するのか、その基準について詳しいことを発表していない)。記事は「もっとも読まれた」、「企業」、「ライバル」、「業界」などのカテゴリーによって絞込みができる。

これより一層興味深いのはLinkedInがウェブ上でのプレゼンスを強化する手段として、APIを公開することにしたことだ。この決定は以前になされていたが、現在まで詳細についてはほとんど明らかにされてこなかった。今でもまだ情報は十分とはいえない。しかしLinkedInは少数のビジネス・パートナーと共同してこの新しいAPIを利用したアプリケーションの開発を積極的に行っていることを発表した。パートナーとして判明している唯一の企業はBusinessWeekで、右のスクリーンショットに示したような、LinkedInのAPIを利用したアプリケーションを開発している。簡単にいえば、BusinessWeekのアプリケーションはAPIを利用してユーザー・プロフィールにアクセスし、その情報に基づいて興味を引きそうな内容の記事をそのユーザーに配信する。こうした利用のひとつとして、ユーザーに対してある会社の社員が何人直接の友達となっているか、あるいは友達の友達だったり、ユーザーの所属している地域グループなどを通じて間接的にコネクションが存在しているかをポップアップで表示することが考えられる。

LinkedInはまだこのAPIをサードパーティーが利用できるようになる正確な期日を明らかにしていない。しかし同社では来年のいつか、APIをすべての開発者に向けて公開する予定としている。APIにはユーザープロフィール、友達のコネクション、検索履歴、ネットワーク・アップデート(ニュース・フィード)、それに「company insider」(ニュース記事サービス)へのアクセスが含まれる。

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(翻訳:Namekawa, U)