Reuters

2008年、Googleの買収と競合は誰になる?

次の記事

Ribbitが多種多様な通信を繋ぐVoice 2.0構想発表、シリーズBで$10M調達

2008年にGoogleが何をするのかを予測するのは、水晶玉で未来を予測するのに等しい。知識と経験に基づいて予想するしか方法はない。しかし、確かなことが2つある。Googleは多くの企業を買収し、さまざまな新しいサービスを世に公開し、既存のサービスもアップグレードするだろうということだ。次に挙げるのは、2008年にGoogleが興味を持ちそうな企業だ。

amazonsmall.jpgAmazon

GoogleとAmazonが合併して新会社Googlezonを設立するというアイデアは、目新しいものではない。しかし、Amazonは本来Googleがサービスの提供を行いそうな分野に進出してきている。

先週Amazonは、ストレージ(S3)とコンピュテーション(EC2)をも含む一連のクラウドベースのITインフラに「SimpleDB」を追加した。これらは魅力のある商品だ。特にS3はオンラインストレージのダイナミクスを変化させつつ強力な顧客数を獲得している。これはGoogleが必然的に参入したいと考えている分野。Googleは「Google Apps」による有料の企業向けオンラインサービスをすでに提供しており、Amazonに同様のサービスを提供できるインフラを持っている。

もちろん、Amazonのeコマースの面はさらにおいしいところだ。Googleは「Google Checkout」で必死にeコマースに参入しようとしてきた。検索を通じてGoogleがAmazonの商品を勧めていけば、大成功間違いなしだろう。

評価:競合

Amazonの$37B(370億ドル)の時価総額はGoogleが現金で買収できる範囲を超えている。ただし、現金とスクリプト・オファーを組み合わせることにより[買収の]可能性の範囲以内になることはなるのだが。Googleは2008年も引き続き高成長率を維持するための新しい収入源が必要だ。技術と実行(インプレメンテーション)がうまくできると仮定すると、Googleにとって、企業レベルのホスティングとサービスの提供は簡単なように思える。

sixapartsmall.jpgSixApart

今年SixApartは大きな転換期を迎えている。その結果、現在SixApartはブログツールの主な企業プロバイダとなっている。Bloggerのライバルでほぼ無料の「LiveJournal」は売却され、Movable Typeは オープンソースとなった。これは、ひとつにはブログ・プラットフォームを(以前そうだったように)ほぼ利用料無料で運営していく煩わしさを取り除いた試みといえる。

TypePadは、企業が有料でも利用したいと思うような本格的なブログのプラットフォームを提供している。これは現在のGoogleにはないものだ。Googleは有料で企業にプラットフォームを提供する事業へ進出しているが、それを考えると、Googleが提供する追加機能としてTypePadをうまく組み込むことが可能だろう。SixApartパッケージの中で彷徨うサービスは「Vox」だ。VoxはGoogleには合わないように見えるが、簡単にアンロードできる。「TypeKey」のようなサービスなら、Googleの「Profile」サービスやひとつのログインで他サービスを一元管理できるシステムとうまく適合するだろう。 

評価:買収の可能性あり

他の選択肢としてはAutomattic(WordPress.comとAkismetを提供している会社)がある。「WordPress.com」は主にBloggerとライバル関係にある。「Akismet」は容易に模倣できるだろうし、Automatticにはエンタープライズ向けの商品がそう多くない。特に、SixApartが最初に資金調達してから4年以上たち、最初の投資家が買収企業を探し始める中、2008年、SixApartにはバイヤーが関心を持つあらゆる理由がある。GoogleはSixApartに自然に適合するように見える。おそらく両社は$500M(5億ドル)程度の企業買収が可能だろう。

ningsmall.jpgNing

まだどの企業も触手を伸ばしていないソーシャルネットワークのプロバイダNingは、業界をリードしている。この業界の全企業の中で、NingはGoogleに最もぴったりな企業だ。

Google Knolの発表
で見たように、Googleはとにかくユーザの創造的(クリエィティブ)な欲求を促してくれようとしているのだ。それはNingも同じだ。Googleはすでに「Pages」を使用した独自の無料ウェブホスティングとBloggerを使用したブログを提供しており、ソーシャルネットワーキングサイトはそれに続くものとなる。Ningの買収はOpen SocialでGoogleが自身のパートナー企業のほとんどとひどく競合する企業を買収しないことも意味するだろう。ソーシャルネットワークの主要なオーナーである代わりに、Googleは単なるソーシャルネットワークの最大のプロバイダになるだろう。

評価:買収

2008年、どこかの企業がNingを買収するだろう。Googleは最高の買収者だ。

reuterssmall.jpgReuters

今年、Googleはニュースに関して権利者との他の競争にも直面しており、その競争の一部に負けてしまう可能性がある。今でさえ、世界の報道発信元はGoogleが自分たちのコンテンツにインデックスを付けることができないような方法を模索している。Reutersはニュース配信を行う世界の二大プロバイダのひとつで、収益が高い。GoogleはReutersが持っているものを欲しがっている。

評価:買収は大博打

APは新聞社が所有しており、売りに出されることはないが、Reutersは上場企業である。Googleは単に世界にインデックスを付ける企業であることから離れ、世界にコンテンツの提供も行う企業になっていっている。GoogleがコントロールするReutersは、世界中のニュース収集の外観を急進的に変えることになるだろう。Googleは世界のニュースのほとんどの優先権を持つだけでなく、報道発信元とのパートナーシップを形成することにおいてそのコントロール、APに対抗するパートナーシップ、すでに確立した慣例を活用することもできるだろう。Googleにとって可能性は非常に大きい。ひとつは進行中のGoogleの広告やGoogleのインデックスの見返りとして割引されたReutersニュース。そしてもうひとつは、コンテンツ契約の一部として、無料でニュースサイトのホストとなることだ。そこでは誰が何をいつ読んだかということがGoogleにわかる。

Reuters動画や同様のサービスはYouTubeやGoogle画像の供給源となるだろう。かなりの大博打だが、魅力的ではある。たぶん小さな賭けの方がGoogleにとっては現実味があるのではないだろうか? どちらにしても、Googleはどこかからのニュースコンテンツを欲しがっており、契約が条件が良ければ私はGoogleがその企業の買収に向かうだろうと考えている。

Googleの買収対象としておすすめの企業があれば、コメントを寄せて欲しい。

Crunchbase SixApart

Crunchbase Ning

Crunchbase Amazon

[原文へ]