bunchball

Bunchball:クロスプラットフォームのリアルタイムゲーム。ソーシャルネットワークの将来像?

次の記事

2007年は接続ダウンの年だった

ソーシャルネットワーク間の共通プラットフォーム(最初がGoogleのOpenSocial、続いてBeboのFacebookクローン)の出現によって、ソーシャルネットワーク間の人を繋ぐアプリケーションの可能性がでてきた。こうなると、ソーシャルグラフがどこで終り、どこで始まるのかの境界もぼやけてくる。

Beboの独自(もうすぐオープンになる)プラットフォーム上の一握りのアプリケーションの中で、Bunchballは、2つのソーシャルネットワーク(FacebookとBebo)のユーザー同志を繋ぐ最初のソーシャルネットワークアプリケーションという光栄に浴した。ユーザー間は同期される。

BunchballはFlashベースのゲームを集めたもので、ビリヤード、トリビア、チェス、数独などが入っている。ユーザーはゲームを開始する際、Bunchballをサポートしているソーシャルネットワーク(現在はFacebookとBeboだけだが、近いうちにFriendster、Hi5、LinkedIn、MySpace、Ning、Oracle、Orkut、Plaxo、Salesforce.com、Siz Apartらが加わる)のいずれかのユーザーと対戦するように指定できる。自分のいるソーシャルネットワーク(私の場合はFacebook)のユーザーとだけ対戦したり、同じ大学、職場、地域などを指定することもできる。

BunchballのデベロッパーたちにとってFacebookとBeboの両方でアプリケーションを作ってありさえすれば、ソーシャルネットワーク間でユーザーを対戦させることは、さほど難しいことではないだろう。さらに、両ソーシャルネットワークが事実上同じプラットフォームを使っていることも、ネットワーク間でのやりとりに関して言えばあまり関係しないはずだ。いちばん大きいのは、多くのソーシャルネットワークがデベロッパーにシステムを開放するようになったことで、この傾向は、2008年にOpenSocialが本格的に動きはじめれば、さらに加速されるだろう。そうなれば、異なるソーシャルネットワークのユーザーを繋ぐアプリケーションがたくさん出てくるはずだ。1つのアプリケーションをいくつものソーシャル環境で走らせることができる以上、アプリが動作している場所によって、アプリ間で壁を作る理由などない。

さらに、こうした動きがゲームの対戦相手を選ぶだけでなく、もっと重大なことになっていくことも考えられる。サードパーティーのアプリケーションは、どのネットワークにも同じ機能を持てるようになると、個々のソーシャルネットワークの重要性というものをひどく軽視するようになるかもしれない。ユーザーがインターオペラビリティーを望んでいるのに、もしソーシャルネットワーク側がソーシャルグラフを他のネットワークに開放しないようなことがあれば、そうした流れは特に強まるだろう。ユーザーのプロフィールやリスト自体までもが、オープンスタンダード準拠のサードパーティーアプリケーションに管理されるようにならないとも限らない。各ソーシャルネットワークが自分たちのシステムへのアクセスを容易にしたり、ツールを提供するなど、挙ってサードパーティーを喜ばせ続けるであろうことを考えると、ますますその可能性は高い。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)