Subvert And Profit、悪びれることなくYouTubeに照準

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subvert and profitSubvert And Profitは、ユーザーが金を払って自分のサイトをDiggに載せるためのサービスだ (最近はStumbleUponもサポートしている)。

Pay Per Postとは違って、この会社は、自分たちのビジネスが多少なりとも社会的に認めてもらえるものだと偽るために無駄な時間を費やす必要がない。巨大なソーシャルサイトにゴミをばらまいてトラフィックを増やすことで支払いを受け、そのことでどう叩かれようが気にすることもない。ただ儲かりさえすればよい。事業のことごとくに、ファウンダーらの偽名(Ragnar Danneskjold、Vasili Taleniekov)や偽装されたwhois情報や秘密のPayPalアカウントが使われている。

新年早々このサービスの料金体系が変更される。2008年からは、DiggとStumbleの料金は1票当たり$2に値上げされ、ユーザーは1票につき$1を受け取る。さらに、紹介した友人の収益の20%と、紹介した広告主の費用の10%を受け取る。

そして彼らはYouTubeにも進出する。

“クラウドハッキング”

しかし、コミュニティーの規模が大きくなるにつれて、Diggのトップページに記事を持ってくるのも困難になってくる。Diggのアルゴリズムは、同じようなユーザーが投票した記事に対して厳しくなってきたので、50 Diggs獲得したからといってもうまくいくとは限らない。それでも、S&Pは世界で9000人のユーザーがいて、広く票を集めることができると言っている。さらに、ユーザーに対しては他の記事にもランダムに投票して、行動を偽装するように指示している。S&Pは以前、成功率2/3と称していた

100票獲得してトップページに出ると、1万ビジターを呼べると仮定すると、ビジター1人あたり$0.02となって、これは安物の広告料金なみだ。記事の方がずっと効果があるかもしれないし、全くダメかもしれない。

お次はYouTube

どうやってYouTubeを堕落させて収益を上げようとしているかについては、まだ明らかにされていないが、この件に関するDan Ackermanの悪名高い寄稿記事に基づいて、ある程度の予想は立てられる。Danがバイラルに示唆した中には、メーリングリスト、コメント、ビュー回数,ブログへの埋め込み、評価などのキーワードが含まれていた。私が思うにS&Pは、この各キーワードを増強してくれたユーザーに支払うことを中心に据えた戦略をとるのではないかと思う。

ただし、YouTubeでヒットを飛ばすことは、DiggやStumbleUponと比べてはるかに難しい。トップページの特集ビデオを選ぶのはYouTube自身だし、ランクを上げるのに必要なビュー回数は何万というオーダーであって、ユーザーが何百回か行動を起こせばよいというレベルではない。彼らの戦略の中には、ビュー回数をあからさまに偽装して「バイラルにする」ことも含まれているとしか考えられない。

それにしても、こんなゴタゴタが広告主にとって果して意味があるのかという疑問が残る。YouTubeのビデオでウェブサイトのトラフィックを増やすのは簡単ではないし、DiggやStumbleUponからの紹介リンクよりも監査するのは難しい。しかも、このサービスが自分たちのコンテンツにどれほど貢献したのかは、最後になってもわからない。この事業の成功に関するファウンダーらの話は、クライアントの秘密保持の名の下にことごとく覆い隠されている。

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(翻訳:Nob Takahashi)