Cooking.comが$7 M借入

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cookinglogo1.gifベンチャー借入は増えているのだろうか。最近この流れに乗ったのがWeb 1.0の遺物、Cooking.com。ORIX Venture Financeから$7M(700万ドル)を借入したところだ。このドットコム企業の10年選手(要するに調理器具のショッピングポータル)は、Idealabの初期の会社の中で、現在も続いている一社だ。

ベンチャーの借入れの話を聞くたびに、どうして普通のベンチャーキャピタルを受けるか、他の借入先を探さないのか不思議に思う。銀行から借りる方が条件がよかったのか、それとも他に誰も見つからなかったのか。これだけ古い「スタートアップ」となると、後者なのだろう。この契約の詳しい内容は知らないが、ベンチャー借入では転換社債を使うことが多い、つまり貸し手は将来ある段階で貸付金を株式に転換できる。[どうやら私が勘違いしていたらしい。下のアップデートを見てほしい] 。IPOして価値がでることを期待したつなぎ融資という場合もある。もし、Cooking.comが実際にIPOのことを考えているのだとしたら(これも単なる憶測だが)、まず会社を建て直した方がいい。今、市場はWeb 1.0の生き残りには優しくない(Classmates.comがIPOをしくじった話はこちら)。

CenterNetworksのAllen Sternが指摘しているように、Cooking.comは、この資金をかねてから必要だった模様替えに使うべきだ。コンテンツやコミュニティーは、別々のタブに分けるより、もっとサイトのメインにもってきた方がいいことは間違いない。料理のことを知りたい人にとっては、コンテントの充実したFood NetworkやAllRecipesの方が人気は高いようだ。

アップデート:ベンチャー借入の仕組みの説明についてコメントやメールをもらった。ベンチャーの借入で転換社債を使うことは多くないようで、ただし貸し手が将来の投資ラウンドに、他のインベスターと共に参加することのできる保証契約をすることはよくあるとのことだ。BrightcoveのCEO、Jeremy Allaireがメールで明快に書いてくれた。

ベンチャー借入は現在流行しつつある方式で、従来型のベンチャーキャピタリストを大いに悔しがらせている。ベンチャー借入なら、成長過程の会社が、自社の株式を手離すことなく資金を手にすることができる。

ベンチャー借入は本質的には銀行融資だが、利益を上げていない企業や初期段階にある企業にとって、一般の銀行からは決して借りられないような条件で借りることができる。

記事の論調は、ベンチャー借入がベンチャーキャピタルより悪いかのように書かれている。しかし、実際はその逆で、借入の方が優れているところ(会社の所有権を手離さず、会社の規則をコントロールできる)もあるので、ベンチャーキャピタルから出資を受けるよりもずっと難しい。ベンチャー借入はむしろ銀行融資に近いので、貸し手は相手を選ぶのにはもっと慎重で、多くの場合貸し出し先は、すでに資産や現金があって36カ月以内に返済する可能性の高い企業だ。バランスシート上にそれなりの現金があるか、収益が伸びているスタートアップでないと、ベンチャー借入をすることはきわめて難しい。

誤りを訂正させていただく。

CrunchBase:Cooking.com

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)