JPMorgan、「2008年はなんてったってネット」と予測

次の記事

Cooking.comが$7 M借入

JPMorganのインターネット・アナリスト、Imran Khanと彼の率いるチームは今朝(米国時間1/2)「なんてったってネット(Nothing But Net)」と題する312ページの分厚いレポートを発表した。このレポートは大手インターネット企業各社(Google、Amazon、Yahoo、eBay、Expedia、Salesforce.com、Ominiture、ValueClick、Monster.com、Orbitz、Priceline、CNET等)の株価について強気一色の予想をしている。重要な箇所は―

—2007年に、S&P 500の配当利益率が5%だったのに対して インターネット企業の配当利益率は14%だった。JPMorganは、2008年にネット企業の収益は34%増加すると予想する。これに対してS&P 500の伸びは8%にとどまる。

—全般的に、ブロードバンドの普及はさらに進む。eコマースの売り上げも増大する。

jpmorgan-chart-3.png

—広告収入の伸びはブロードバンド普及率の伸びを上回っている。

jp-morgan-chart-4.png

—インターネット大手企業のフリーキャッシュフローは引き続き増加する。この資金によってM&Aおよび株の買戻しが増加する。JPMorganの推計によれば、インターネット大手企業5社(Google、Yahoo、Amazon、eBay、and Expedia)のフリーキャッシュフローだけで、2007年の$8.8B(88億ドル)が2008年には$12.5B(125億ドル)に増加する。これはWeb2.0企業の買収には十分な資金があることを意味する。たとえば、主要な買収者であるYahooとGoogleは、フリーキャッシュフローの約3分の1を企業買収に使っている。
jp-morgan-chart-5.png

—検索連動広告は依然として支配的な存在であり続ける。世界全体で2007年は$22B(220億ドル)だったが、2010には$50(500億ドル)に成長すると予測される。JPMorganの検索連動広告の米国市場の成長予測は次のとおり。(2008年の世界市場の市場については、成長率を38%、$30.5B(305億ドル)と予測している)。

jpmorgan-chart-1.png

—次は米国のバナー広告市場の予測。オンライン広告のCPM単価は2007年に$3.31で底を打ち、上昇に転じるとしている。(下の表参照)。

jp-morgan-chart-2.png

—世界のGDPは引き続きアメリカのGDPより高い成長を示す(2007年には世界のGDP成長率3.9%、アメリカ2.2%だった)。世界的なインターネット企業はこの恩恵を受けることが予想される。Amazon、eBay、Googleの各社は売り上げの約半分を国際市場から得ている。Yahooの海外からの収入は4分の1にとどまる。

jpmorgan-chart-7.png

[原文へ]

(翻訳:Namekawa、U)