N2N Commerce、Victoria’s Secretに捨てられてDeadpool行き

次の記事

Plaxo、買い手を探す

n2n-commerce-logo.png別れはいつでも辛いものだが、小さいテクノロジー企業が頼みの綱の唯一の顧客に捨てられたとなると影響は破滅的だ。ボストンのスタートアップ、N2N Commerceを襲ったのがまさにその種の悲劇だった。このソフトウェア企業は、女性用下着大手の「Victoria’s Secret」向けにオンライン通販のプラットフォームを提供していた。従業員は少なくとも70名はいたはず。Bostonは小さい町だ。2箇所の独立の情報源がN2N Commerceは運営を停止すると告げてきた。 その一つは「噂によると、N2NがVictoria’s Secret/Limited Brands 向けに納入したシステムは完全なジャンクで、VSは提携を破棄した。先週、ほとんど全社員が解雇された」というメールだった。

今日、CEOのRuben Pinchanskiを含むN2N Commerceの複数の関係者にメールで問い合わせているが、返事はまだない。 しかしLimited Brandsの広報担当者はN2Nは運営を停止しており、Victoria’s SecretはN2Nのテクノロジーを利用していないことを確認した。Victoria’s SecretのCEO、 Sharen Jester Turneyは同時にN2Nの取締役でもある。またN2N CommerceのCEO、Pinchanskiは以前Limited Brands Direct (Limited BrandsはVictoria’s Secretの親会社)のダイレクト・マーケティング担当上級副社長を務めていた。Pinchanskiは2006年に、Limited BrandsとGeneral Catalyst Partnersから$30M(3千万ドル)を引き出してN2N Commerceに投資させている。PinchanskiのN2NはVictoria’s SecretのそれまでのIBMメインフレームを利用したサイロ的な閉鎖的プラットフォームをマルチ・チャンネルのモダンなeコマース・プラットフォームに置き換えることになっていた。彼は去年の夏に大幅な人員採用をしていた。しかしどうやらギークと下着モデルの恋愛もこれまでということになったらしい。振られた結果はN2N Commerceにとって耐えられないものとなった。

後から考えると、警戒すべき兆候はいくつも出ていた。1) 大企業のスピンオフ、2) シリーズAラウンドでいきなり不相応な大金を集める 3) その大企業が唯一の顧客(しかも投資者でもある)。 N2N Commerceはdeadpool行きとなった。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)