Plaxo、Facebookの画面スクレイプで大しくじり

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ソーシャル・ネットワークPlaxo Pulseが新しく追加を目論んでいた機能が、今朝(1/3)リークされた。 この機能はユーザーのFacebookの友達情報とPulseの友達情報をつき合わせて、FacebookからPulseへ友達情報をインポートするというものだった。

Plaxoが多くのジャーナリストやブロガーに依頼してこの機能をテストしていたのだが、この際、Facebookに対して自動化されたスクリプトを走らせる必要があった。ユーザーはPlaxoにFacebookへのログイン情報を教える。するとPlaxoはFacebookにログインして、友達全員のプロフィール・ページを巡回し、コンタクト情報のダウンロードを試みる。

Plaxoはこの作業の大部分をFacebook APIを利用して行う(われわれはまさにこの作業を行うスタートアップ、FriendCSVを紹介している)ことができる。しかしFacebook APIはいちばん肝心なデータのエクスポートを許可していない。それはつまりメール・アドレスだ。実際、Facebookではロボットが簡単にメールアドレスをダウンロードできないよう、表示に画像を利用している。

そこでPlaxoはAPIを使うのを諦めて、スクリーン・スクレイパーを使った。画面の文字を読み取るOCRを開発して、読み取ったデータをエクスポートすることにしたのだ。

Facebookはもちろん、これが気に入るはずがない。しかしその結果、Facebooから罰を受けたのはPlaxoではなく、テストに参加したジャーナリストやブロガーだった。Robert Scobleも昨日このスクリプトを走らせた罪でアカウントを停止された。その際、Facebookから次のような文面のメールが届いたという。「われわれのシステムの記録によると、最近あなたはFacebookで活発な活動を行い、なんらかの自動的なスクリプトを走らせたのではないかと疑われるようなスピードでページを閲覧しています。このような行為はサービス約款に明示された条項に違反するものであり、場合によっては連邦法あるいは州法に違反する可能性があります。

Plaxoは当初からこのリスクを認識していた。実は先週私もPlaxoからテストに参加するよう勧誘の手紙をもらっていた。そこには「この機能に関してFacebookが中止を要求してくるかどうか分からないので(彼らは口では大いにオープン性を支持すると言ってますが)、われわれは一般ユーザーに広く公開する前に、皆さんのようなプロにこの機能をテストしていただきたいと思っています」とあった。

なるほど、Plaxoの連中の予測は当たった。Plaxoはテストに参加したユーザーに事前になんら警告も相談もすることなく、いきなりFacebookに対してサービス約款の違反(私に言わせれば常識にも反している)となるような自動化されたスクリプトを走らせた。ユーザーのアカウントが停止されたのは当然だ。Facebookはこういった行為を野放しにしておくわけにはいかない。さもなければサーバがパンクしてしまう。

自動化されたスクリプトによる負荷の問題を別にしても、Facebookにはメールアドレスを保護する十分な理由がある。ユーザーのプライバシーだ。Robert Scobleは私のコンタクト情報がFacebookから簡単にダウンロードできても気にしないのだろうが、私は気にするかもしれない。結局それを決めるのは情報の当事者である私であるべきで、Scobleが決めるべきことではない。もしPlaxoがまたしてもユーザーのプライバシーで悶着を起こしたいなら、少なくともFacebookに事前にコンタクトすべきだったろう。それにトラブルが生じたら責任は自分でひきうけるべきで、ユーザーに転嫁して済ませるべきではあるまい。この点、RobertScobleはPlaxoの実験室のモルモットにされたしまったわけだが、私まで巻き込まれずにすんでよかったと思っている。

アップデート: Loren Feldmanも基本的に私と同意見だった。

Crunchbase Plaxo

CrunchbaseFacebook

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(翻訳:Namekawa, U)