ヨーロッパ、DRMの相互運用性を望む

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eu1.jpg欧州委員会委員のViviane Redingによると、欧州連合(EU)は、コンテンツ配信とDRMについて規格を統一化したいと考えているそうだ。この提案では、ヨーロッパにおけるオンライン音楽、映画、それにビデオゲームなどに関し単一の市場を作り出すことでEUが市場を規制するとしている。

Ars Technicaの伝えるところによると、相互運用性の確立を目指してDRMも消費者にわかりやすい透明な性質のものであることが必要とされている。現在、アップルからマイクロソフトまでプロバイダーのDRM規格は相互運用性に欠け、結果としてデバイスの種類に制限されることとなる。また、合法的に購入したコンテンツを複数のデバイスで利用したい場合、あるいはiPodとZuneなど異なるデバイス間で利用したいという場合など消費者はデバイスにより(利用において)区別されることになる。

Reding委員によると

「ヨーロッパのコンテンツセクターは、規制が細分化しており、著作権によって保護されているオンラインコンテンツにアクセスするための明確で消費者に対して分かりやすい規制に欠けている。そして、課税、個人的な複製などの基本的な課題について業界では根深い不合意が存在する。」今後、前進するための方向性は明確だ、と同氏は話している。「音楽、映画、ゲームなどの強固な産業の確立を望んでいるだろうか?」

政府の規制に従って改革を進めるのはある意味、ポジティブなことでは無いかもしれない。しかし、また、DRMに関して言えば、おそらく相互運用性が何らかの形で強いられるのは前向きなことだ。たとえ、より理論的な解決法はDRMを一切無くしてしまうことだとしても、だ。

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(翻訳:Nobuko Fujieda)