ハイテク主要各社の今年の目標を代筆してみる

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resolutions.jpgはいはい、今さらですが新年の抱負というのは難しいもの。1週間は大目に見てくれても良いのでは? そんなわけで、ここでは予測ではなく抱負を書いてみた。今年こうなって欲しい、という願望だ。

僕の今年の目標ではない。GoogleやAppleやAmazonやFacebookが今年やるべきことだ(IMHO)。いやいや、今年の目標ひとつ決める能力が彼らにないと言ってるんじゃないよ。 誰かしてあげた方がいいというだけで。 今年の目標でもっと良いものがあったら、ここにある企業でも、ない企業でも良いのでコメント欄に是非追加して下さい。

Apple受け流す心を学べ。
同じ歴史の過ちを二度繰り返すな。ちょっとはオープンにしろ。御社は電話その他モバイル端末にデジタル時代をもたらす、そのサポートをしている。他の人たちも企業もそれに加わりたがっているのだ。その彼らにiPhoneはじめ各種製品でアプリを構築してもらい易いよう便宜を図れ(その方向で動いているような話はあったが、まだ結果が見えてこない)。御社はコマンド(指令)とコントロール(統制)でここまでこれた。が、あらゆる端末が繋がっている世界ではバンカー・メンタリティ(排他的自己防御と独善性が支配する精神状態)は成長の妨げになる。

Facebookパーティーの守銭奴はやめろ。
僕の友だちを放せ。スコービー(スコーブル)に手を出すな。Facebookアプリはみんなに作ってもらいたがるくせに、誰かがFacebookからデータ引き出そうとすると御社は意外と寛容じゃないところがある。メンバーだって自分のソーシャルグラフ(友だちリストと交友関係)ぐらい他のサイトに持っていきたいのだから、そうできるような方法を探せ。ウェブのソーシャルOSになる-その気持ちに嘘偽りがないのなら、みんな自分のやりたいように、自分のやりたい場所でパーティーできるようにしてやらなくては(たとえそれがFacebook以外の会場であっても)。この変化を抱き込め。それでも人気は変わらないはずだ。無論、日増しに強まるユーザー(および次善策を模索するスタートアップ各社)からの反発と戦うという別の道もあるが。

Googleページランクから先に進め。
検索結果をソートする主力の「ページランク」。これはもう10年以上古い。今や全検索経済の基礎を成す技術ではあるが、しかしページランクの上げ下げ操作の手法は検索結果の価値を損なう脅威になり始めている。世の中の人たちは公然と検索結果を操作する意図でウェブページのリンクの売り買いを行っている。これと戦うこともできるし、恩赦御社は実際戦っている。が、そろそろ検索結果のランク付けは別の手法に転換を図るべき時期に差し掛かっているのかもしれない。 ウェブの権威を図る手がかりはリンク以外にもあるはず、だよね? (それが何かは聞いてくれるな。ジーニアスな社員を丸抱えしているのは御社だろ)

アマゾンKindleをオープンにせよ。
御社のブックリーダーKindleは電子書籍受け入れ気運をメインストリームで確保できた。その点では大きな一歩前進だ。が、Kindleで素晴らしいのはサービスであって端末ではない。つまり9万もの書籍タイトル(その数は現在も増えている)がeブック形式になって、シームレスなワイヤレス環境でDLして読めるということであり、バックエンドの決済プロセスが既存のアマゾン利用アカウントにリンクしていること。このサービスがあるからこそKindleは何個も複製する価値があるのだ。レファレンスデザインは下請けに出せ 。そして他社にもっとスリークな電子リーダーを作らせて、それをAmazonストアに繋げ。この端末はデザインそのもの野暮ったい。餅は餅屋だ。自分の知ってることは譲らずしがみついていいが、ハード製造は他社に任せろ。

Microsoftウェブトップアプリを真面目にやれ。
基幹アプリはウェブに移行している。Officeフランチャイズにとっては脅威だが、ウェブアプリ群にガバッとシェア分捕られるその前に今こそこのトレンドの先頭に立つのだ。最近出した Office Live Workspace のベータ版で1インチ前進はしているようじゃが、門前に野蛮人が攻め来るなか金庫に一層しがみつくような後ろ向きなマインドセットからは脱皮しなくては。グーグル、アドビはじめ他社は自社のウェブベースのワープロ・表計算・プレゼンのソフトをオフラインにする方法を必死で模索中だが、これは御社がOfficeでずっと前に実現したことではないか。今御社はOfficeアプリをOffice Liveに連動化させようとしているが、オフラインのアプリをデフォルト環境として使うようユーザーに強要しているのがいけない。これはオプションとして残して、Officeをデスクトップで一度も開かなくても文書・表計算シートがオンラインで全部できるようにすべきだ。

Yahoo— トラフィックを使え。(ルカ書)、ルーク(thnx!)
なんと申し上げていいものやらだが御社が失ったエグゼキュティブはグーグルよりまだ多い。ジェリー・ヤンも着任から100日で何も目新しいことはしなかったし、未だに誰も御社の戦略が何なのか分からないままだ。御社最大の資産は米国内でどのサイトよりも大きなトラフィックを引き寄せていること(グーグルも迫っているが)。このトラフィックの恩寵はYahoo内で振りまいてお仕舞いという感じだが、他の価値あるウェブサイトにも事業提携の前歴があるなしに関わらず喜んでホースを向ける兆候も見て取れる。このトラフィックの恩寵を振りまく術をもっと他にも探し、他のサイトから愛のお返しをしてもらうのだ。その上で、この自然のトラフィック網を活用し自社の広告ネットワークに他サイトをおびき寄せろ。コンテキスト連動型広告とか検索広告でグーグルとがっぷり4つ戦うのではなく、むしろ現在成長中の行動ターゲティング広告市場を独占することに専念するのだ。

eBay—Skypeを売れ。 いいからいいから、売りたいのは自分でも分かってるはず。結局最初から相性が悪かったのだ。

(写真 via Crystl

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(翻訳:satomi)