「Wikia Search」には完璧に落胆した

次の記事

「Wikia Search」公開―残念ながら不満足な仕上がり

われわれはJimmy Walesの宣伝作戦に釣られて「Googleをやっつけるような人力検索エンジン」の登場を1年も待った。今夜(米国時間1/6)、その検索エンジンがalpha.search.wikia.comで公開された。しかし、なんと、これまでレビューしてきたなかで最大級に失望させられるサービスと判明した。

第一に、まず検索エンジンといえるかどうかさえギリギリというありさまだ。検索ソフトはオープンソースのNutchを利用しており、(昨年Wikiaが買収した)Grubが制作したウェブページのインデックスを利用している。しかし検索結果は貧弱で量も乏しく、前宣伝がものすごかっただけに、いっそう大きく期待が裏切られる結果となった。こんなサービスは、今後大幅に改良されなければ、誰も絶対にウェブの検索に使いはしないだろう。

しかも検索結果が貧弱だということに加えて、過去にさんざん宣伝されてきた「人力」の要素がまったくない。CEOのGil Penchinaによると、この機能は後日追加されるそうだ。現在のところ、ユーザーは自分のプロフィールに自分が興味あるテーマなど、キーワードを登録できるだけだ。誰か他のユーザーがそのキーワードで検索を行うと、そのユーザーの写真が右の欄に表示される。やがてユーザーは「自分が興味を持ったテーマ」についての検索結果を編集して改良できるということだが、現在ユーザーができることといえば、プロフィール・ページにキーワードを登録し、その検索キーワードに対して最初に表示される「ミニ記事」に興味ある内容が表示されるか、あるいは自分で「ミニ記事」の執筆に貢献できるようになる日がいつか来ることを期待するしかない。(

それからこのプロフィール・ページだが、 予期されたとおり Wikia Searchは近頃のことだから、SNSでもある。ユーザー・プロフィールには写真その他基本的なユーザー情報加えて、友達を追加したり、自分の特技や興味を持っているテーマを掲載することができる。FacebookのまったくのパクリでWikia Searchのプロフィールにはユーザーの友達の最近の活動の状況を知らせるフィード・ストリームが表示される。

Wikia searchは今まで山ほど聞かされてきた大げさな宣伝文句を抜きに考えても期待はずれなサービスだ。その宣伝文句まで考慮に入れれば、このサービスは弁解の余地なく「時間の無駄」と評するほかない。

公平を期するために付け加えると、CEOのGil Penchinaは私に「ローンチの当初はそれほど期待しないでくれ」とは言っていた。オープンソース・ソフトウェアと小額の資金でどれだけのことができるかを実証するテストベッドに過ぎない、ということだった。それはそれで結構だが、ならJimmyWalesはそろそろ大口を叩くのを止めたほうがいい。ソフトウェアの開発が進むのにまかせて、その成果に自ずから語らせるべきだろう。最終的にはWikiaはウェブページの索引をサードパーティーに公開、提供していくという。しかしサードパーティーが欲しがるようなそこそこ充実した索引を作るのが先決だ。Wikiaがそこまで辿りつくには道が遠い。

アップデート:コメント欄で活発、有益な議論が行われている。Jimmy Walesも何回かコメントしている。

Crunchbase Wikia

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)