4HomeMedia

インターネット経由でおばあちゃんを見守る

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4homemedia.png今週CESでは何百もの新製品がローンチするだろうが、私の目に止まったものは、液晶画面にもモバイル広告プラットフォームにもまるで関係がない。カリフォルニアのSunnyvale発のスタートアップ、4HomeMediaは、ブロードバンドを利用した健康モニタリングサービス、Home HealthPointを発表した。このサービスは、高齢者の自宅での行動を、家族や介護する人がモニターし(ブロードバンドモデムと家に置かれたセンサーを繋ぐボックス経由)、何かあったらアラームで知らされるというものだ。プレスリリースには以下のように書かれている。

お年寄がふだん生活する場に受動式の監視ネットワークを設置し、家族や専門の介護者が専用ウェブページにログインすると、対象のお年寄の体調データの履歴や、リアルタイムの最新状況、健康状態の予備警告を見ることができます。

サービスでおすすめのスターターキットには、Home HealthPoint、行動探知機3台、非常用ペンダントが含まれています。行動探知機は、専門家が設置する際に、考慮のうえベッドルーム、バスルームの入口、リビングルームやロビーなど主な出入りのある場所に置かれます。追加の行動探知機や、冷蔵庫やドアや専用薬箱などにつけるセンサー機器や、IPカメラを活用して、家庭内で取得された監視データを補完することもできます。

おばあちゃん用に、デジタル体重計や手首式血圧計やブドウ糖メーターなどを繋ぐこともできる。同社では、このサービスをケーブル会社や電話会社などのブロードバンドプロバイダーを通じて、月額$30~$100の追加料金で販売することを考えている。これは、お年寄りを年間7万2000ドルの介護施設に移すのと比べれば破格だ。

たしかにそうだろう。おばあちゃんに非常用ペンダントを付けて、行動探知機をセットすれば、介護施設に入れる時期を3~5年延ばすことができる。電話もかけずにおばあちゃんの様子が知りたいなら、ウェブカムで見ればいい。

はたしてこれが、文明の進歩といえるのか退歩なのか私にはわからない。こういうものがあればお年寄りのヘルスケアが改善されるのはまちがいない。多くの高齢者がひとりで自宅に暮らしているので、早期の警告システム(毎日ちゃんと食べているのか、薬は飲んでいるか、一日中ベッドにいたのか)が、実際に命を救うことができるかもしれない。

しかし、老いた両親に異常がないかをチェックするのは、家の火災報知機が鳴ったり、明かりを消し忘れていないかをチェックするのとは訳がちがう。(4HomeMediaは、同じ技術によるホームオートメーションとリモートメディア管理システムも提供している)。ことヘルスケアとなると、リモートモニタリングにどこまで頼っていいものか限界がある。何もしないよりもいいには違いないが、この結果、誤った安心感のようなものを与えたり、お年寄りが今よりもかえって孤独を感じてしまうのではないだろうかと心配になる。

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(翻訳:Nob Takahashi)