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Pixel Qi、$75ドルラップトップコンピュータに取り組む?

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pixel-qi-logo.png先週金曜日(米国時間1/4)、非営利目的のOne Laptop Per Child(OLPC)に参加していたIntelが同プロジェクトから脱退。One Laptop Per Child(OLPC)とIntel間に険悪な空気が漂う中、新たに営利目的のスタートアップ企業「Pixel Qi」が立ち上げられた。同社はOLPCからのスピンオフで、開発途上国の子供たちに向けてデザインされたこの小さなグリーンのラップトップマシン中にあるテクノロジーを商業化しようというもの。OLPCのCTO(最高技術責任者)Mary Lou Jepsen(同氏はまたIntelの前managerでもある)は、Pixel Qi をスタートするためにOLPCを去った。このアイディアは、太陽光の下でも画面を読み取れる、低消費電力のOS、その他システムなどOLPCのコアテクノロジーの一部をその他製造メーカーのラップトップ、携帯電話、デジタルカメラなどに向けてライセンスしようというものだ。そうすることで、これらのコンポーネントが価格抑制のために必要な製造規模レベルに達する。同時にPixel QiはOLPCに対し「原価で」これらコンポーネントを提供する見込みだ。

低消費電力、低コスト、環境に優しいアプローチを目指したコンピュータデザインについてJepsenはここで説明している。また、Pixel Qiの目標の一つは$75ドルラップトップの製造だとも述べている。OLPCの当初の目標は$100ドルのラップトップ製造だったことを一部の人は覚えている人もいるかもしれない。しかし、その後価格は$176ドルへ、更に$188ドルへと値上がりした(OLPCサイトでラップトップを寄贈したいという場合のコストは送料込みで$200ドル)。$100ドルのラップトップの実現を待っている現段階では、$75ドルのラップトップを目指すと発表するのは時期尚早のように思える。しかし、実現不可能というわけではない。12ヶ月から18ヶ月以内には達成可能だろう。

より深刻な課題は、OLPCが必要とされる規模の達成に苦戦していることだろう。一時は、2007年おわりまでのオーダー数を300万と見込んでいたのに、結局は僅か162,000どまり(大半のオーダは社会的立場を強く意識するU.S.国内消費者をターゲットにした「Give One. Get One」プログラムを通じてのもの)。非営利団体としての規模に達することに失敗し、Pixel Qiで営利目的としての道を模索しようとしているようにも見える。Pixel Qiの目標は「OLPC以外の広範な市場における新テクノロジーの利用。また鍵を握るテクノロジーの長所を複数の用途で利用し次世代のハードウェア価格を引き下げること」。もし、Jepsenが同氏のテクノロジーを利用したいという賛同者を見つけられたら、まずい考えではない。

しかし、OLPCは、はじめから営利目的の路線を歩んだ方が良かったのではないか、と思う人もいるだろう。

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(翻訳:Nobuko Fujieda)