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Facebook-Zuckerberg、寝た子をわざわざ起こす

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せっかくメディアがFacebookの新広告プラットフォーム「Beacon」にまつわる問題(ここの初出は11月2日付け)を取り上げるのにも飽きてきたというのに、ファウンダーのMark ZuckerbergはCBSの人気ニュース「60 Minutes」に出演し(番組は日曜放映)、またまた問題を蒸し返す 発言をしている。

Zuckerbergは「ユーザーはどちらに興味があると思う? ブルーミンデール〔デパート〕の普通のバナー広告より、友達の1人がスカーフを買ったという事実の方に興味を持つんじゃないか?」とBeaconに効果がある理由を語った。

それはそのとおりだろう。ただしBeaconには根本的な問題が2つあった。最初の問題は、つまりユーザーが知らない間にこのプログラムに参加させられて情報が公開されてしまうという問題だったが、幸いこれは解決ずみだ。現在ユーザーはBeaconに対して参加拒否(opt out)ができるようになった。「参加申し込み(opt-in)」で始めて使える方がさらによいが、いちおう正しい方向への改善だ。

しかし2番目の問題は解決していない。FacebookはBeaconに参加している広告主にユーザーの名前と写真を広告に使うことを許可している。つまり友だちの誰かがサードパーティーのアプリをプロフィールに追加すると、ユーザーはその友だちの名前と写真付きで「誰それがこのアプリケーションを追加した」というメッセージ・フィードを受け取ることになる。

広告にこのような友達からの推薦を付加すれば、たしかにクリックスルーや反応を改善するのに役立つだろう。しかし、これはパブリシティー権の侵害にあたるおそれがある。パブリシティー権は多くの州で立法化されているもので、人々の写真・肖像を許可を得ず、報酬の契約なしに商業目的で利用することを禁じている。右に載せた画像は、不思議に思った読者が私に送ってきたもの。彼は私が「Blockbuster’s Movie Clique」か「Jackass movie」に何か関係しているのかと尋ねてきた。

私が探してみた限りでは、ユーザーがBeaconに参加する際には明示的にであれ、サービス約款の中の細かい字であれ、肖像と名前を広告に利用することを承諾するステップも条項も存在しないように思う。これがユーザーのプライバシーを侵害する違法行為になるかどうかは、微妙な法律問題だし、まだこの点を弁護士に相談したユーザーはいないようだ。しかしFacebookとしては、こういう薄い氷の上を歩き回る必要はないのではないか?

Crunchbase Facebook

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)