GoogleのEric SchmidtはAppleの役員会でiPhoneの話をしない。なんだこれは?

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A La Mobile、Android斡旋の口火を切る

googleogo8.gif今週号のNew Yorker誌でKen Aulettaが、Googleの活発化するロビー活動と、ワシントン政治の一般教養について書いている。記事の内容の大半は、日頃からGoogleをウォッチしている人なら知っていることだが、私の目に止まったことが2つあった。どちらも記事の終りの方に押し込まれていた。

ひとつは衝撃の事実。Googleのモバイル業界への関与が高まった(ワイヤレス帯域の入札に参加したり、オープンソースのモバイル用オペレーティングシステムのAndroidを開発した)ために、GoogleのCEOで、Appleの役員でもあるEric Schmidtが、

…Appleの役員会では携帯電話に関する議論には関与しない。

という。ちょっと待ってくれ。たぶんこれは称賛に値することなのだろう。Schmidtはそこに利害の衝突があることを知っている。しかし、会社でいちばんホットな製品について語れない役員に何の価値があるというのか。GoogleがAndroidで、iPhoneと同じマーケットを狙っているからという理由で、SchmidtとSteve Jobsとが役員会でiPhoneについて語り合わないのなら、そもそもSchnidtはAppleの役員でいるべきではないだろう。

もうひとつの興味ある小ネタは、この「Time Warnerの上級役員」の発言。

Googleのことをどう考えてよいのか、ときどきわからなくなる。われわれは、Googleとは誰よりもよい関係にある。その一方で、競合の中でどこか一社が圧倒的な力を持つことはー常に心配していなければならない。だから私はこう考えるようになった。政府がこの強大な力をすぐにでも認識してほしいと。

似たような考えは私も聞いたことがある。Googleに脅威を感じている競合(または競合候補)で、政府がGoogleの力を抑制しけくれればと思っているところはいくらでもある。

このことは、GoogleのDoubleClick買収の計画(FTCには認可されたが、現在ECの裁定を待っている)に対する抵抗をみればわかる。Googleの検索やオンライン広告でのシェアが何もかも呑み込み続けるようなら、独禁法訴訟を求める不満も大きくなることは間違いない。権力の集中は、権力の乱用と同じではない、しかし、だからといって増え続ける一連のGoogleライバルたちが、この2つを結びつけるのを止めることはない。

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(翻訳:Nob Takahashi)