Gigyaがブランド入りウィジェットの有料サービス開始、収益化図る

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ブランド抜きのウィジェット配信サービス「WildFire」を無料で提供しているGigyaが、新たに広告主を対象に自社ブランドを入れて配信できる有料ウィジェット配信サービスを始めた。

昨年4月に紹介したように、WildFireではウィジェットをソーシャルネットワークのプロフィールやブログに簡単に導入できるようにしてウェブ上どこでも配り易いようにした。例えばMySpaceのログイン情報をWildFireに提供すると、あとはサービス側でプロフィールページにウィジェットを導入してくれるので、手動でインストールする面倒な手間が省ける。

Gigyaはユーザーにもウィジェット提供者にもWildfireを無料で提供しているので、収入確保のためにも別のサービスを編み出す必要があった。ただGigyaではウィジェットに広告を入れるのではなく、WildFireのサービスを通してブランド入りウィジェット(要は広告ウィジェット)の営業を進める方を選んだというわけ。

WildFireで自プロフィールにブランド抜きの普通のウィジェットをインストールすると、これからはインストール完了待機中に時折ブランド入りウィジェットのサービス紹介が出てくるように。広告主は「インストール当たりのコスト」を支払うが、コストは利用者が本来の選択肢に加えブランド入りウィジェットのインストールをするたびに1回2~5ドルという範囲。ひとたびウィジェットがネットでバイラルに広まれば、出先のウィジェット閲覧から入るインプレッション数でCPI(コスト効率指数)は正当化されるだろう。

広告主はWildFireで提供される分析ツールと似たものを使ってブランド入りウィジェットの伝播状況も追跡できる。インストール数とインプレッション数(ウェブのどこで何件か)を見て、世界のどの地域からのインプレッションか、元々のウィジェットとバイラルで広まったウィジェットのインストール状況の違いなど閲覧可能だ。

Gigyaはウィジェット配信に5000~1万ドルぐらい投資を厭わない広告主と提携を組みたい考え。Sony BMG傘下のレーベル「Jive Records」、クリネックス製造元「Kimberly-Clark」、ディズニーの各社は既にGigyeの配信ネットワークでのブランド入りウィジェット配信を決め、2ヶ月前から非公開で試験運用してきた。Gigyaでは400以上のウィジェット製作サイトから1日30万件以上のウィジェットを配信している(同社談)。

因みにGigyaのライバル「Clearspring」もブランド入りウィジェットの配信を始めたが、Gigyaとは実現方法が違って、Gigyaではブランド抜きのウィジェットをインストール後にブランド入りウィジェットの売り込みがあるが、ClearspringではIABの標準広告としてブランド入りウィジェットを配信している。さらにClearspringでは広告主が自社メッセージを「ウィジェット内」広告として埋め込み可能だ。

CrunchBase: Gigya ClearSpring

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(翻訳:satomi)