Slideが5億ドル以上のバリュエーションで$50M調達
3ヶ月前に「噂は噂、資本は集めていない」と断言したSlideファウンダーMax Levchin。あれから新発表は何もなかったが、どうやら慌てて行動を起こしたものらしい。本日(米国時間1/18)Business WeekとNYタイムズが伝えたところによれば、Slideが半ビリオン(5億ドル)以上のバリュエーションで$50M(5000万ドル)の調達を完了したようだ。
3ヶ月前に新規ラウンドはないと正式発表した際に聞いたのは、氏が最低$200M(2億ドル)のバリュエーションを要求しているという噂。きっと状況から判断して望みどおりの競り合戦に持ち込めたのだろう。同社の調達は今回が第4ラウンド。
後の段階のラウンドで大金が入る場合よくあるように、交渉はシリコンバレーのベンチャー会社が取りまとめた。今ラウンドの投資主にはFidelity InvestmentsとT. Rowe Priceも含まれている。
これだけのバリュエーションが何故可能なのか? Business Week誌Sarah Lacy記者もちょっと理解に苦しんでるようだ。「ともあれSlideに5億5000万ドルの企業価値があるかどうかの疑問に話を戻そう。今の時点では答えはNOだ。それはどんな普通のバリュエーションの計算式でも変わらない。しかしLevchinのプランは首尾よく成功し、Slideの価値はこれから格段に高くなる」
個人的にちょっとよく分からないのは、Levchinの成功へのプランが何を伴うものなのか、という部分だ。今のところSlideはユーザーが唸るほどいる(世界全体で1億5000万人前後)ウィジェット会社に過ぎない。会社は移行期で広告営業に注力し始めている。でも、もっと詳しい情報がないことには…。
CrunchBase: Slide
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(翻訳:satomi)