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人気Facebookゲーム「Scrabulous」閉鎖(売却)の期限迫る。次はZynga?

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scrabulous.png 人気ボードゲームScrabbleのFacebook対応版「Scrabulous」の長いドラマももうじき終わる。

米国内でScrabbleゲームの版権を共同で所有するハスブロが、そしてマテルが激怒し、もう両社からFacebookにはScrabulous削除の要請がなされている。Scrabulousは同SNSでも一番人気のゲームのひとつ。

では、Scrabulousが相変わらずFacebookに残っているのは何故なのか? どうやら舞台裏でハスブロ、Scrabulous、エレクトリック・アーツ(米国内におけるこのゲームのオンライン版のライセンスはEAが持っている)の間で三つ巴の交渉が揉めてるようなのだ。ハスブロはScrabulousに対しEAに身売りするよう働きかけている。さもなければ本日(米国時間1/22)内にゲームは完全に閉鎖してしまうぞ、と。

Scrabulousは他の買い手にも独自に当たっているが、やはり法的責任問題がネックでホワイトナイト候補各社も買収には及び腰。EAから一時救済措置を取り付けるか、EAへの売却に合意する以外、Scrabulousに生き残りの道は残されていない。救済グループ「Save Scrabulous」には4万6000人以上ものFacebookメンバーが加盟しているが、そんな応援の声も虚しく…。 実際、売る以外にどんな選択肢があるというんだろう?

zynga-logo.pngこれはScrabulousだけの問題では終わらない。

業界のある筋から聞いた話によると、ハスブロは他の人気ゲームにも同様の圧力をかける構えで、ゲームをホストするFacebookと著作権違反のアプリ開発者の両者に削除勧告のレターを送るそうだ。となると次に起こるのは? Zyngaが標的になるんだろう。

Mark Pincusが始めたスタートアップ「Zynga」は今月はじめパブリックローンチしたばかりの会社で、Union Square Ventures、Peter Thiel、Reid Hoffman、Bob Pittmanなど各社から合計$10M(1000万ドル)の資金を調達している。ここもボードゲームRiskAttack!)、 Boggle (Scramble)、Battleship(Battleship)をベースとするオンラインゲームを所有している。

Zyngaのサイトによると、Attack!は140万人、Battleshipは29万3000人、Scrambleは25万7000人のプレーヤーを抱えているらしい。Battleship、Boggle、Risk はどれもハスブロの所有するゲームだ。Mark Pincusの元にまだ削除勧告のレターが届いてないなら、間もなく飛んでくるだろう。

カジュアルゲームのオンライン版にとってソーシャルネットワークは恩恵である。このSNSがあるお陰で一緒にゲームが楽しめる知人も簡単に探せるようになった。でも使用許可取らずに定番ボードゲーム使うより、もっと安全な戦略は自分たちでオリジナルのゲームを作ってしまうことだ。そして、そちらの道を辿ったのが、「Social Gaming Network(SGN)」である。

ここの人気Facebook対応ゲームには「WarBook」や「Fight Club」もあり、全ゲーム合わせると月間5億ページビューというトラフィックを生んでいる。これだけ人が集まるなら、きっとどこかにビジネスの余地もあるだろう。

SGNはWebs.comの一部門で、今ちょうど独立経営の会社としてスピンオフの準備を進めているところ。今問題になってるボードゲームの版権をハスブロから取るよう働きかけなくてはならないのは、このSGNのような企業かもしれない。どこかがやらなくては。

CrunchBase: Zynga

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(翻訳:satomi)