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「企業が面接料を払う」逆転の発想の求人サイト「NotchUp」登場

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notchup-logo.png企業が本当に雇いたい人材は、今のポジションに満足でレジュメをサイトに出してくれないもの。これは大部分の求人サイトが抱える問題だ。

人望の厚いスター管理職なら雇用主の目にも留まるだろうし、辞める気起こさぬよう待遇も良くするだろう。辞める必要がないなら誰が好きこのんで職探しなどする? 転職となると時間の浪費を避けるために家探しも必要になるし。

月内サービス開始となるステルスの新会社「NotchUp」(本社・加州ロスアルトス)では、スタッフたちがもっと良い妙案に行き着いた。ここは、DVD交換サイト「Peerflix」を辞めたJim AmbrasとRob Ellisの2人が創業した会社。NotchUpの目標はズバリ、才能があるのに今の状況に満足している社員・管理職に職探しをけしかけ、彼らも転職予備軍の人材プールに加えることだ。

失業して後がない崖っぷちの人がペコペコ頭下げて企業に面接をお願いして回るのではなく、NotchUpでは企業があなたと面接するのにお金を出さなきゃならない。 これなら各企業が本当に発掘したいと願ってる受け身な求職者も、表に引きずり出せるというわけ。

notchup-price.pngサイトでは面接1件につきいくら欲しいか、ユーザーが自分で納得できる料金をいくらでも自由に設定できる。ただし(人間身の程知らずということもあるので)自動計算機も用意した。ここに自分の現ポジション、経験、学歴、給与を入れるだけで妥当な数字(料金)が出てくる。

このアプローチの良いと思うところは、ベターな人材予備軍を市場に引っ張り出す上で、経済的インセンティブを活用している点だ。これはちょうどZillowがやっている「Make Me Move」機能と同じ発想だ(Zillowでは市場に正式に売り出す前の未公開物件の家の売り込みができる)。面接するだけのために企業が数百ドル、いや数千ドルも出してくれるなら、それは企業がそれだけ真剣な証拠。会っても時間の無駄にはならない。これは雇う側、雇われる側の両方にとって、冷やかしを選り分けるフィルターの役割りを果たしてくれる。

サイトには「グーグル、ヤフー、Facebook、Powerset、その全てがベータ版のテスト利用に加わった。NotchUpを使ってリクルートしている」とある(あのヤフーは違うだろう)。 NotchUpはまだステルス段階なので、サイトに入りたかったら現ユーザーから招待状をもらう以外、入る手立てはない。僕も現ユーザーからの招待状で初めて知った。

プロフィールの設定は簡単で、特にLinkedInを使ったことのある人にはお茶の子だ。 LinkedInの登録プロフィールをただNotchUpに取り込んで、(面接の)料金を設定するだけで、もう準備オーケー。 しかも友だちにサイトを紹介し、その友だちが面接をめでたくゲットすると、こちらにも紹介料として面接料の10%が入ってくる。雇用主はサイトを検索して面接のオファーをすることができ、オファーが入るとこちらにもメールで通知が入る仕組みだ。

また、企業からのオファーのみ受け付ける選択にしたり、ヘッドハンターからのオファーも受け付ける選択にしたりできるほか、特定企業のリクルーターからプロフィールが見られないよう、ブロックをかけることも可能(現在の勤務先など)。求職者の利用は無料で、企業は面接1件成立ごとにNotchUpに料金を清算する。

NotchUpはものすごく良いアイディアだと思う。これなら自分に自信が持てるようになるし、職探しも試してみたいという気になる。仮に職が得られなくても、出向いた時間に対し対価はもらえるのだ。

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(翻訳:satomi)