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スウェーデンのTwinglyが、ヨーロッパ限定ブログ検索エンジン公開へ

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ブログ検索というカテゴリーはちょっと見には飽和状態のようだ。では、よく見てみると…やっぱりそのようだ。2005年の終りに、Googleはこの市場に本格参入しただけでなく、Google本体の検索で、ブログその他の定期的に更新されるサイトをインデクスする頻度を上げたのだ。例えばTechCrunchはGoogleで1日に何度もインデクスされていて、新しい記事が掲載された数分後には通常のGoogle検索にかかるようになった。今やほとんどの人が、最高のブログ検索エンジンはGoogle.comそのものだという。

ライバルもたくさんいる。下のcomScoreのチャートは、以下のメジャーどころのブログ検索のトラフィックを比較したものだ、TechnoratiGoogle Blog SearchAsk Blog SearchSphere IceRocket。Feedsterは消えたが、他にも ZuulaBlogdiggerなど小さな検索エンジンが出てきた。どの会社も米国拠点だ(なお、パリ拠点のWikioにはDiggライクのサービスの他にブログ検索もある)。

そしてヨーロッパにも、現地発のプログ検索エンジンTwinglyができた。同社CEOのMartin Kallstromに、今週のはじめミュンヘンで行われたDLDカンファレンスで会った。この会社が注力しているのは、網羅性を犠牲にしてでも、スパムフリーエンジン(他の誰も言えないことだ)を提供することだという。また、少なくとも当初はこのエンジンではヨーロッパのプログに焦点を絞る。Twinglyの検索エンジンはまだ公開されていないが、トップページがこうなる予定という画面イメージはここにある。

Twinglyには既に製品がある。ちよっとシャレたスクリーンセーバーで、プログ記事が書かれつ都度、世界地図の上に置かれていく。新検索エンジンでも、このスクリーンセーバーのために作ったものと同じバックエンド技術を使用する。主として、pingサーバー(これが何であるかはわれわれの記事を参照)とブログの既存のインデックスに関するものだ。

この検索エンジンは他とは違うものになる、とKallstromは言う。即ち、ほぼ100%スパムフリーだというのだ。でもどうやって?。存在するあらゆるブログをインデックスするのではなく、ブラックリストなどの技法を使ってスパムを排除し、監視した結果まともであるとわかっているブログだけに制限する。まず、わかっているブログからなる小さなリストから始めて、そこから伸びるリンクに沿って他のブログに広げていった。前提となっているのは、これが実に理にかなっていて、良いブログ、本物のプログはスパムブログにリンクを貼らない、というもの。こうして出来あがったのが、まともなブログによるインデックスされたホワイトリスト。それ以外は全部無視だ。

Kallstromによると、同社ではこうした消費者向け検索エンジンだけでなく、大規模なニュースサイトと組んで、ニュースコンテンツに関係するプログ記事を掲載するつもりだという。これは、Sphereと Technoratiがどちらも過去に成功させているもので、Twinglyはページビューの増加に対して収益分配もできる。コンテンツプロバイダーにとっては、ブログが(逆リンクしてもらうために)コンテンツにリンクするインセンティブになるので有難いはずだ。Twinglyは、米国拠点のパートナーを探すうえでSphereやTechnoratiとは戦えないかもしれないが、ヨーロッパの大型パブリッシャーとはすでに契約を完了していると、Kallstromは話していた。

Twinglyは2007年7月のラウンドで、Servisenから100万ユーロを調達した。従業員は7名。今後2~3か月のうちに彼らの検索エンジンが公開されるので注目していてほしい。

CrunchBase:Twingly

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)