SpiralFrog、逆風をついて期待を上回る成功

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SpiralFrogは「毎月のユニーク訪問者が100万を超え、今月末には120万を超えることが期待されている」と発表した。SpiralFrogは、多くの読者はすでに覚えていないかもしれないが、(非P2P、広告ベースの)合法的音楽サービスで、ユーザーが毎月少なくとも1度はログインしているかぎり(頻繁に曲のライブラリをアップデートしているユーザーにとってはたやすいこと)、100万曲の音楽が無料で提供される。楽曲はDRMつきのWMAファイルとしてダウンロードできる。

普通に考えると曲をダウンロードすることのいちばんのメリットは他のデバイスへのポータビリティーだと思うだろうが、大半のユーザーは曲をコンピュータの外へは持ち出せない。というのもユーザーの多くが使っているiPodはWMAファイルを再生できないからだ。この点について詳しくはわれわれの以前の記事を参照。

そういうことで、SpiralFrogはかなりユニークな契約をUMG、EMI、BMIという大手レーベルと結んでいる。レーベルは曲の利用の許可の見返りに広告収入の一部と、サイトを通じて曲が売れた場合にはアフィリエイト料が得られる。またレーベルにとっては曲をDRMでコントロールできるという安心感がある。

SpiralFrogは準備に1年以上を費やしており、正式にスタートしたのはやっと昨年の11月だ。しかし、それ以来大いに状況は変化している。楽曲の価格は下落し、DRMは死んだ(少なくとも有料の場合)。さらに新しく合法や半合法の無料音楽サイトが次々に生まれている。HypeMachine、RadioBlogClub、Deezer、InTune.fm、Mog、Last.fm、Imeem、その他大勢がこの分野のライバルとなっている。ただし、一つ大きな違いは、これらのサイトは音楽をストリーミング配信しており、ダウンロードはできない。しかし、ダウンロードできないことは全く成長の妨げにはなっていないようだ。ImeemはSpiralFrog同様広告収入を折半するモデルだが、昨年SpiralFrogがスタートしたのと同じ時期に、月間300万のユニーク訪問者を記録している。それからYahooもこの分野に参入するかもしれないことも忘れてはならない。

CrunchBase: HypeMachine Deezer Last.fm Imeem SpiralFrog

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(翻訳:Namekawa, U)