受信箱のメール広告をサイトで管理する「iStorez」

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istorez-logo.pngメール広告で嫌なのは好きな店で何件かメルマガ登録した途端、たちまちメール箱が満杯になること。これは自分がオッケーしたものだからまだしも、どこから入手したものやらなメルアドに承諾も得ないでデジタルのチラシを送ってよこす店も全部カウントしたら、そりゃ全部未読にする人が増えるのも無理はない。いざ買う気になって、「どこかで見たぞ」とおぼろげな記憶を頼りにフラットパネルTVやキッチン用品のセール情報を探そうと思っても、肝心のメルマガは永久に見つからないものだ。

そこで登場したのが本日(米国時間1/30)ベータ公開の新サイト「iStorez」である。iStorezでは店舗から来るHTMLメールを全部サイトに置き、そこでインデックス・検索・整理ができるようにした。親会社KriyariのCEO、Anand Jagannathan(彼はこれが4社目の起業。ここ以外にもBanyan Systems、Responsysなど創業している)はこう話している。:

肝心なことはメール広告には効果がある…ということです。いろんな調査を見ると、消費者はショッピング用メルマガに反応はするんだけど、いかんせんメールという媒体がいけないことが分かる。何千本というメルマガの情報をサイトに一本化し、そこに検索、パーソナリゼーション、ソーシャルネットワーキングの機能を加えることで、ここが全雑務を肩代わりする「Personal Shopper」となり消費者の力になるのです。

ここで彼が言わんとしていることはつまり、メール広告には効果がないということだ。メッセージはウェブに乗っけて初めて消費者が、自分の買いたい気分の時に自分の好きなように見て回ることができる。 iStorezでは店やブランド別(例:Anthropologie、Brooks Brothers、J.Crew、Nike、Home Depot、Apple)、タグ別(例:ジーンズバレンタインデーテレビ)に買い物ができるほか、自分だけのバーチャルモールを作ったりできる。 そしてカスタマイズしたモールへのリンクはブログやFacebook、MySpace、Digg、Delicious、Stumbleuponなど各種ソーシャルメディアサイトで共有も可能だ。さらに数日以内に新導入のRSSフィード追加機能を使うと、自分の選んだ店のセール情報が全部流れてくるようにできる。

僕はそこまでしたいとは思わないけど、したい人もいるだろう。特にiStorezでは、最高のオンラインモールを作ってそこでアフィリエート収入を稼いだ消費者とその収入を折半する予定というから尚更だ。 「その方向で動いてますけど、ちょっと石橋を叩いていきたいんですよ」とJagannathanは話している。Kriyariでは既に他のストアフロント・ネットワークでアフィ共有を行っている。そちらではサイトがカスタムの買い物コーナーを作って、そこから上がるアフィリエイト収入とCPA料を同社と折半する方式を採っている。

iStorezについては、Jagannathanは別の収入モデルを模索中だ。—アフィリエイト契約、クリック単価、アクション単価(このアクションは実際に何かを買う行為を指す)など。例えばアパレルではCPAベースで入る売上げの5~15%を回収できるのではないかと、氏は考えている。電化製品はもっと下がるだろう。「リンクには全アフィリエイト専用コードを貼っています」と氏は説明している。「最終的には小売店サイドにとってはアフィリエイトリンクを誰かがクリックしたも同然になるでしょう。ただクリエイティブが異なるだけで」

言い方を変えると、彼がしようとしているのは、画像をたくさん使ったメール広告をアフィリエイト広告に変えることだ。クリック単価ベースで見ると、彼はたぶんクリック当たり25セント回収できると見ている。 総じて、効果的CPM(広告を1000人見るごとに入る収入)は$30~$50ドルというのが彼の見積もりだ。

Kriyari(親会社)は2006年7月創業。AシリーズでNorwest Venture Partnersから$2M(200万ドル)調達している。

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(翻訳:satomi)