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大きなお世話だ、用もないのにメールを印刷する人間がどこにいる

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「このメールは本当に必要なとき以外、印刷しないでください。サンキュー」

すまん。また週末のムカッ腹が騒いできた。今は猫も杓子もグリーン、グリーンで、世の中エコが大流行なことぐらい知ってるが、だからといってメール末尾にいちいちこんな1行要るんだろか? 環境のこと思うならプリントアウトは控えろって、そんなことは人に言われなくても…。

去年はこれ入れてる人は数えるぐらいしかいなかったからまだ良かったが(この1行がうるさくて彼らのスタートアップも印象が悪かった。それでボツというわけではないが)。毎日毎日かなりの割合で「このメールは印刷しないで下さい」的なメッセージがついてくる。全員やってくるわけではない。言葉は謙虚だが上から目線*の聖人君子だけだ。しかし、あまりにも度々来るのでこちらもそろそろ本気でムカついてきた。因みにこの“ムーブメント”の背景についてはこの記事が詳しい

いいか? 良き地球市民であれと、そんなことは言われなくてもわかってる。私はメールはプリントアウトしないのだ(誰がする、アホめ)。でも誰か印刷したい人がいても全く構わない。地図や、なんかそんなものだから刷り出したいんだなーと思うだけだ。それで悪人になるとも思わない。

メール末尾にこんなものつけてよこす人間は、どうせカラーのゴムバンドのブレスレット(こんなのです)で「本日の大義」の支持表明しなきゃ気が済まない連中と同じに決まってる。本当はこんな問題ちっとも気にしちゃいないくせに単に自分が思慮深く思いやりのある人間と信用されたいからやってるだけなのではないか…とさえ疑ってしまうではないか。

みんなの地球を守る運動を応援する意思があるなら、この見せ方はいただけない。先週ダボスで地球の護り主アル・ゴア自身がきっぱり言っていたが、個人レベルの選択決定なんて環境にはほぼ何の助けにもならないのだ。大事なのは政府が正しい政策を打ち出し、われわれ…特に企業が自らの責任を果たすよう仕向けることだ。まだそうなってはいない。本気で世界を変えたいと思うなら今からでも自分が支持する選出候補に対話を求め出すこと。じゃなかったらワシントンで行進でもしていろ。

もっと良いのは肉食をやめることである。米国では、家畜の飼育はあらゆる輸送手段(そしてきっと、あらゆるメール印刷)を合わせても敵わぬほどたくさんの グリーンハウスガス(温暖化ガス)を生む。だから今すぐそのハンバーガーを置いて、この受信箱から出ていってくれ、お願いだ。

Update: ああ、そういえばこのブログ(米版)では各原稿の最後にHPの後援で「Print Posts(この原稿を印刷する)」ボタンがついているんだった。すっかり忘れていたが、これはどんどん使ってもらいたい。 あとグーグルがエイプリルフールで出した「ボタンをクリックするとメールの紙コピーがリクエストできます。プリントアウトした紙はグーグルが皆さまのお手元に2~4 日以内に郵送します」というジョーク「Google Paper」のこともお忘れなく。

*condescending: 《悪い意味で》わざと腰を低くした、わざとらしくへりくだった、人を見下すような、高所から見下ろしているような、恩着せがましい、憐れむような、無理に調子を合わせるような、威張った、人を食ったような態度を指す言葉(参考:英辞郎)

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(翻訳:satomi)