噂:Googleが、Beboを$1B~$1.5Bで買収か? それともMySpaceが?

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未確認ながら、GoogleまたはMySpaceのどちらかが、$1B~$1.5B(10~15億ドル)の大型ソーシャルサービス買収を発表するという噂が出回っている。いくつか業界筋をあたった結果、われわれはこの噂は真実であり、最も可能性の高い候補はBeboだという結論に達した。Beboは最近自らを再度売りに出していたという。この噂をわれわれは50%の確度で正しいと考えている。

実は、Beboをめぐっては、買収のターゲットになりながらも結局デマだったり、まとまらなかったという、長い噂の歴史がある。最後が2007年5月にYahooが$1B(10億ドル)で買いたがっていたというもの。昨年夏(私がここで働くようになる前)のTechCrunchパーティーで、BeboのCEO Michael Birchが、Yahooの提案話は完全なガセで、初めて知ったのは父親が記事を見て電話をかけてきたときだった、と私に話していた。昨晩Birchにこの最新の噂について聞いてみたところ、ノーコメントだった。

買い手候補で競り合う可能性のあるところについて筋道を立てて考えてみよう。Googleが、MicrosoftのYahooへの提案の直後にこの規模の買収をすれば、ライバルがためらっているのを尻目に、Googleがいかに早く動けるかが示される。さらには、Googleか一番恐れているのがMicrosoft-Yahoo合体ではなく、紅顔の成り上がりFacebookの迫り来る脅威の方だということも示すことになる。

GoogleはすでにOrkutを持っていて、これは世界最大級のソーシャルネットワークで特に南米に強いが、米国内では今ひとつだ。Beboも世界を股にかけているが、強いのは英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏。comScoreによると、Beboは2007年12月のユニークビジター数が世界で2100万、米国で400万だ。Orkutは世界で2500万ユニークビジター。したがって、Googleはアクティブメンバー数でいけば、ソーシャルネットワーク市場シェアをほぼ2倍にできる。そして、強力な英語圏ソーシャルネットワークとしてここアメリカでFacebookへの挑戦をスタートできる。

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BeboはすでにGoogleのOpenSocialプラットフォームに参加しているが、さらにFacebookによるライバルプラットフォームもサポートしている。BeboのFacebook対応の努力は、Googleの一部になった途端に潰されるに違いない。それでも、Googleの最近の収益低下の理由のひとつが、MySpaceでの広告が期待通りにいかないことにあることを考えれば、投資家たちはGoogleがソーシャルネットワークに力を注ぐことに期待しているとは限らない。どうでもいい気晴らしか。

それでは、MySpace/News Corp.陣営はどうだろう。Beboを欲しがる理由はあるのか。MySpaceの世界1億700万人のユニークユーザー数の前では、他のどんなソーシャルネットワークも影が薄い。しかし、Beboは世界市場拡大でならMySpaceに貢献できる。特に英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドといったMySpaceが弱い国々で。世界市場のそれぞれでナンバー1の地位を維持することは、支配するためのカギだ。

もうひとつ、MySpaceに対してテクノロジーにも出番がある。MySpaceとBeboはどちらもOpenSocialを採用して外部デベロッパーにソーシャルネットワーク用アプリを作ってもらおうとしているので、相互運用面でも意味がある。しかし、もっと重要なのは、Beboがサイトをごちゃごちゃさせることなく、うまいこと最新機能を追加していることだ。MySpaceはこのDNAとシリコンバレーでの存在感を生かして、技術レベルを強化できるだろう。10億ドルで自社サイトの将来が万全になるのなら、高い買い物ではない

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CrunchBase:Bebo

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(翻訳:Nob Takahashi)