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Wikinvest、株式リサーチ用に独自の企業分析データを追加

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wikinvest-logo.pngYahoo Finance ,Google Finance、Marketwatch、CNNMoneyをはじめとする財務、株式リサーチサイトは、投資家があらゆる上場企業の数多の金融データをワンクリックで手にすることができるようにすることによって、投資リサーチの大象化に大きな役割を果たした。しかし、財務指標はといえば、どの企業についても提供されるデータはほとんど同じ、売上、利益、株価収益率、時価総額、資産、負債、アナリストの予測などなど。企業を真に理解するためには、こうしたデータはほんの出発点にすぎない。来週末、Wikinvestが新機能を公開して、インベスターがもっと深く追究できるようにする。共同ファウンダーのMichael Shaは次のように語っている。

今、情報やデータが強く求められていますが、これまでのデータは論理的にあまり意味をなしませんでした。企業や業界の微妙な違いを理解するのに役立っていません。

どの業界にも独特の比較指標があり、アナリストやプロ投資家たちはこれに基づいて業界内の企業の状態や生産性を測っている。航空業界なら、燃料コスト、乗客マイル当たりの収益やコスト、座席利用率(便当たりに販売された座席の率)などがある。住宅建築業なら、手続完了件数、新規契約件数、契約キャンセル件数など。製造業なら在庫回転率、銀行ならデフォルト(債務不履行)率や金利鞘といったところだ。個人投資家がひとりで計算して経過を追うのは荷が重い。

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そこでWikiinvestだ。名前から想像がつくように、このサイトは株式リサーチのための一種のウィキペディアで、投資アドバイスに群衆の英知を活用するという、投資サイトの最近のトレンドに乗るものだ。(他に Cake FinancialCovesterMotley Fool CAPSなども)。必要なのは、メンバーひとりひとりが、他のメンバー全員のために、役に立つデータを追加していくことだ。同社では、10ほどの業界について分析データを用意して、あとはメンバーを集めて埋めてもらう。各データには情報源を示す脚注をつけなくてはならない。

これは、データをめぐって人々が協力すると何が起きるかを見るための実に強力な実例だ。分析データは業種ページ、関連企業ページと、指標ごとの指標ページに表示される。さらに、特定の企業や業種についての記事の中に埋め込むこともできる。WikinvestのもうひとりのファウンダーであるParker Conradがこう説明する。

私たちが作っているのはデータのウィキです。このサイトに置いたデータは、サイト上の複数の場所にでてくることがありますが、どこにあるデータも同時に更新されます。

これはすばらしい、データさえ正しければ。しかし、落とし穴がひとつ。誤ったデータもまた広く行き渡ることになる。ウィキは究極的には本来の自己訂正が働くが、編集合戦最中の誤ったデータを何も知らずに読んだために株を売ったり買ったりした投資家にそう言えるだろうか。

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CrunchBase:WikinvestCake Financial

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)