Herokuが、ブラウザー内でRuby on Railsの開発を可能に

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Moduベールを脱ぐ

Y Combinator発のスタートアップHerokuは、昨年10月からプライベートベータ中だが、本日(米国時間2/7)この製品がいかにRuby on Rails(RoR)アプリケーションの開発と公開を楽にするものであるかをさらに詳しく発表する。

Herokuのサービスには2つの顔がある。1つ目は、ブラウザ内で完結する開発環境で、RoRプログラマーは自分のコンピューター上のソフトウェアを使わずに、ブラウザーの中だけでアプリを作ることができる。他のプログラミング言語と比べて、Ruby on Railsのフレームワークはインストールして構成するだけでも特に面倒だ。Herokuはアマチュアでも上級プログラマーでもすぐにコーディングにとりかかれるようにと、ブラウザーさえあればどんなコンピューターでもRoR開発ができるようにした。

Herokuの2番目の顔は、今日ウェブサイト上で新しい資料を使って宣伝しているが、RoRデベロッパーがHerokuでアプリを作るだけでなく、作ったアプリをホストしたりスケーリングできるというものだ。HerokuはホストしたアプリをAmazon Web Servicesを使って自動的にスケーリングし、プレミアムユーザーに対して、使ったCPUパワーの分を公共料金のように課金する計画だ。アプリをHerokuの中では作りたくない人でも、ホストサービスにインポート(そして後でエクスポート)して、自動スケーリング機能を活用することができる。

現時点で、Herokuを使ってRoRアプリを開発したり公開することに興味のある人は、ウェイティングリストに名前を登録することができる。共同ファウンダーのJames Lindenbaumによると、サイトにはかなりすぐに入れるようにしているということで、ウェイティングリストを使っているのは、主として新規ユーザーが押し寄せてきすぎるのを防ぐためだという。

ベータテスターは無料版のHerokuホスティングを利用することができ、後に公開されるプレムアム版では、Herokuのブランドが外れ、独自ドメインが使用可能になるほか、帯域とCPU制限がなくなり、性能指標やコード最適化などの上級開発ツールが提供される予定だ。

Herokuは、この冬のY Combinatorスタートアップの一社であるが、昨年6月から開発を続けていて、すでに2500ユーザーが約2000本のアプリを開発している。ファウンダー3人は企業向ソフトウェア開発の経験を持っていて、RoRが企業で評判が高まるその一方でRoRアプリの公開の難しさを目のあたりにしたことから、Herokuのアイディアを思いついたという。

他にRoRホスティングを改善しようと頑張っている会社として、Engine Yardここに記事がある)が、さらに実践的なアプローチをとっている。

CrunchBase:Engine Yard

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(翻訳:Nob Takahashi)