Nuconomy、サイト分析の次世代サービス登場

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テルアビブとサンフランシスコに拠点を持つスタートアップのNuconomy (最近カリフォルニアを訪問したイスラエルのウェブ視察ツアーに参加していたうちの1社)は、運営者に現在Google Analyticsが提供しているよりずっと詳しいサイト情報を提供しようとしている。CEOのShahar Nechmadは「われわれは、今までOmnitureWebTrendsCoremetricsといったサービスに月数千ドル、それどころか数万ドルも出さないと得られなかったような情報に基づく洞察を提供したいと考えている」 と語っている。

しかしNuconomyはユーザーに投げ返されるデータをさらに有意義にすべくデータ分析のアプローチそのものにも革新を行おうとしている。つまり今まで巨額の費用をかけて得ていたデータ分析よりさらに有用な情報を抽出しようとしている。Dan Farberが昨年、開発の初期の段階で取材し、新しいアプローチについて少し書いている。一般的に言えば、Nuconomyはサイトのさまざまな活動状況を適切に測定する指標として単純なページビュー以上のモデルを利用しようとしている。そして読者側、寄稿者側、双方のデータをより深く分析する。

ページビューを超えて:相関分析と寄稿者分析

たとえば、 Nuconomyはウィジェット、Ajax、Flash、携帯など、今までのページビュー・ベースの統計では無視されがちだった要素の計測を試みている。またすべての統計を寄稿者(ブログの投稿者など)側とユーザー(サイトに記事を読みに来た人々)側の両面から捉えようとしている。

相関(correlation)分析も Nuconomyでは重要な役割を果たす。これはサイトのある要素が別の要素にどのような影響を与えているかを計測する試みだ。たとえば、投稿記事の数を増やすとページビューも増えるか?コメントの数は多くてもページビューの少ない投稿者は誰か? 写真のアップロード件数はページビューに影響するか? その他、その他。上にこの問題に関する分析がどのように提示されるか例を掲載した。.

もうひとつサイトの寄稿者を評価する機能は、運営者がカスタマイズできる寄稿者のランキング評価関数だ。ページビュー、ユーザー評価、コメント、その他の要素に独自に重み付けをして、最終的には寄稿者間での相対的貢献度を自動的に比較するカスタマイズされたアルゴリズムを作ることができる。.

双方向AP

Nechmadは「従来の分析サービスは、運営者がサイトに改良、変化を加えようとした際に、ほとんど何ひとつ、意思決定に役立つような情報をもたらしてこなかった」と主張する。Nuconomyのもっとも重要な機能は「双方向API」かもしれない。このAPIを利用してクライアントのサイトはサービスからのインプット情報にもとづいて、自動的にサイトに変更を加えることができる。現在は人間が分析データを見て、それに基づいて判断を下し、サイトに変更を加えている。Nuconomyでは人間が間に立ってフローを遅滞させることなく、スピーディーな処理が可能になっている。

新しい資金調達

Nuconomyは$300k(30万ドル) のシード資金を 2007年にYossi Vardi、Shlomo Nehama、Uzi Tzukerから調達した。今日(米国時間2/11)、同社は新たなラウンドでおよそ$3M(300万ドル)をWPPから調達したことを発表した

Nuconomyは現在プラベートなベータテスト中だ。しかしすでにイスラエルで最大のポータルやサイトによってテストされている。今日、Nuconomyは新たに400ユーザーをベータテストに招待すると発表した。サイトへの設置はAPIないしシンプルなjavaコードのエンベッドによる。また1、2ヶ月のうちにWordPressのプラグインもリリースの予定。ベータ期間中はNuconomyは無料だが、最終的には、ユニーク訪問者数がつき数百万を超えるような大規模なサイトについては小額の料金を徴収するようだ。

CrunchBase: Nuconomy

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(翻訳:Namekawa, U)