英国政府、「違法ダウンロード3回でネット追放」立法を準備中

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distressflag.jpg英国政府は違法ダウンロードを防止するための「スリーストライクでアウト」法を制定するため、グリーンペーパー〔立法提案書〕の草案を近く公表して国民の意見を募る。

この提案によると、英国ではISPがインターネットユーザーの違法ダウンロードをモニタし、違反が発見されたユーザーには最初の回はメールによる警告が送られ、2回目は警告と同時に一定期間の利用停止、3回目の違反で契約解除の措置が取られることとなる。似たような立法がフランスでも2007年11月に提案されている。

BBCがThe Timesを引用したところでは、この措置を実施しないブロードバンドISPは訴追されることになるという。また違法なダウンロードが疑われるユーザーについての情報は裁判所に提出される。

しかしこの提案はいくつか深刻な問題をはらんでいる。インターネット接続が共有されている場合、いったい誰に責任があるのか? 何をもって違法なコンテンツと認定するのか? たとえばBitTorrentのトラフィックは主として違法なコンテンツだといわれるが、合法的コンテンツの流通も近年増加している。また今週にはドイツのレコード会社が所有する全曲をPirate Bayに提供した。つまり海賊版の巣窟として世界でもっとも悪名高いサイトを通じてダウンロードしコンテンツでも必ずしも違法と決まってはいない。

この提案は、当然ながら音楽レコード業界の後押しによるものだ。まだ法制化はされていないが、英国政府のクリエイティブな産業を保護する一連の計画の一環ということなので、いずれ法律として制定されるものと思われる。

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(翻訳:Namekawa, U)