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ヤフーとNews Corp. 、マラソン交渉中―Microsoftへの対抗案は出るか?

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Microsoft/Yahooの連続ドラマが始まったとき、われわれはNews Corp.もMicrosoftに対抗する買収案を大急ぎでまとめようとしたと報じた。しかしNews Corp.は(サブプライム問題で金融市場が嘆かわしい状態にあるため)外部からの資金調達が思うにまかせず、実際の提案には至らなかった。

昨日、Silicon Alley Insiderは両社の話し合いはその後も続いていると報じた。われわれはこの噂を確認することができた。YahooとNews Corp.はマラソン会議を続けている最中だ。内容もかなり細かいところまで分かった。

われわれの情報源によると、提携の骨組みは、まずFox Interactive Media(主要な資産はMySpaceだが、他にIGN、Scout Media、Photobucket、Fox Sports、AmericanIdol.com、Flektor、Ksoloが属している。プラス、Huluへ出資している。Simply HiredとSnocap FIMの資産)を切り離してYahoo傘下に組み入れる。同時に非公開の株式投資ファンドからの資金を使ってNews Corp.がYahooに多額の投資をおこなう。投資総額は時価で$15B(150億ドル)前後になる。この投資が行われる前のYahooの総額は$50B(500億ドル)前後として評価されることになり、Microsoftの提示した$44.6B(446億ドル)より高い。これによってNews Corp.と投資ファンド・グループはFox Interactive Mediaと統合されたYahooグループの全株式の20%を保有することになる。これで最大の大株主となり、事実上Yahoo/FIMグループと、月間1500億のページビューを事実上コントロールすることになる。(Googleについで2位)

交渉チームは、向こう48時間の間に問題点を解決して、買収に関する条件を検討するために予定されているYahooの取締役会に間に合わせるべく奮闘している。

Microsoftは、最初の申し出に対してYahooの公式な拒絶に遭い、ここ数日のうちに、申し出の価格を$35ドル近辺(実質的に株価総額で$50B)までせり上げてくるだろうと多くの関係者が予想している。Microsoftに対抗するにはこの価格かそれ以上の価格帯で提案しなければならない。

が、やはり一つ大きな問題が残る。たとえNews Corp.の救援が入っても、Yahooが損益のつじつまを合わせていくためには検索広告のマーケティングをGoogleにアウトソースしなければならないという点だ。Googleはおそらく大喜びで受けようとするだろうが、アメリカの司法当局がこれを承認しそうにない。この点についてはわれわれは以前詳しく論じている)。売り上げの増大とアウトソーシングンによるコスト削減の道筋が見えてこないと、News Corp.の提案は実を結ばないかもしれない。

現在のところ、Yahooはまだそれほど焦ってはいない。彼らが欲しいのはMicrosoftの申し出価格を吊上げられるような現実味のある第三者による買収の提案だ。Yahoo幹部はオフレコで「Microsoftの買収は既成事実に近い」と述べている。しかし、もしNewsCorp.が現実味のある提案を出せるなら(パートナーに株式投資ファンドを見つけてきたのは非常に大きな一歩だ)、〔そのような現実的裏づけがあれば〕Yahooの取締役会は、株主に対して「提案を受入れるよう推薦」することができる。

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(翻訳:Namekawa、U)