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CNNの読者投稿サイト「iReport」はB級ポータルか本格ポータルか?

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ireport.jpgCNNが昨日(米国時間2/13)、利用者自身がニュースを投稿する“市民ジャーナリズム”のサイト「iReport.com」を開設した。

「将来は誰もが世界的著名人として15分、脚光を浴びるようになるだろう」*と言ったのはアンディー・ウォーホール、1968年の言葉だが、このiReport.comではユーザーが投稿したニュースがそのままCNN番組本体で採り上げてもらえる可能性もあるので15分丸々とはいかないまでも、ちょっとは支援していることになるだろうか。ただし残念なのはそこで話が終わってしまうことで、iReportではせっかくニュースを投稿しても何の報酬にもならない。

「(iRepotでは)ニュースで最も信頼される名前はCNNではなくコミュニティです」、とCNNは謳っている。今はますます多くのサイトとスタートアップ企業が「投稿に割いてくれた時間と労力に対する見返りとしてユーザーにしかるべき対価を払う方法」を模索している最中だが、そんな気運はよそにCNNでは「信頼イコール金」とはいかないようだ。

サイトには優れたコンテンツも出ている。CNNは上質なコンテンツを出す刺激剤としてSNS式人気投票でスター・レポーターを選抜している。また、ユーザーはニュース別に投票もできる。

このアイディアの泣きどころは何か? ユーザーが投稿したニュースに前調査もレビューも行っていない点だろう(目を通すのは後回しにしている節が見られる)。それなもんだからこんなのがサイト視聴数ランキング第4位(執筆時点)に堂々ランク入りしていたりする。ニューヨークの天気が最悪なのは分かる。が、雪の写真1枚と解説1行でニュースとしてどんだけのものかと思わずにはいられない。

そうかと思うとこんなのも。「テスト、テスト…」と称してアレやコレや試しては笑い転げる市民の姿が目に浮かぶようだ。これで当分は遊べるだろう。サイトを無修正で放ったらかしにしてもロクがことにならないということに、CNNもいずれは目覚めるだろう。それまでの楽しみか。

暇なTechCrunch読者の皆さんはどうぞニュースをCNN iReportに自分のとっておきのニュースを投稿して、リンクを教えてください。ベスト大賞の方に副賞は何も用意してないが、かのウォーホールが唱えた世界的名声の0.25秒分をTechCrunchコメント欄で謹呈ということでご容赦くだされ 🙂

*転じてYouTubeやDiggで上位に入ってニュースで騒がれアッと言う間に忘れ去られる状況を英語で「15分の名声」と言います。

[原文へ]

(翻訳:satomi)