Fox、GoogleとのMySpaceの広告契約をマイクロソフトに乗り換えか?

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Fox and Google logos親会社のNews Corp.が依然としてMicrosoftのYahoo買収を阻止しようと努力を続けているなか、Fox Interactive Media (FIM)はMySpaceへの広告提供パートナーの地位をGoogleからMicrosoftに変更しようとしているという噂が出ている。

GoogleとFIMの提携は、2006年8月に最初に発表された。これによると、Fox側が一定のトラフィックその他の条件を満たした場合、 Googleは年間最低$900M(9億ドル)の広告掲載料金をFIMに支払うことを保証するというもの。しかし事情通によると、この契約は大慌てでまとめられたものだという。2007年の2月になって、Googleが広告を提供し始めてから何ヶ月もたってやっと提携の細部を詰めた最終合意ができたという噂だ。

GoogleはMicrosoftがこの契約を取るのを防ごうとして、慌てて通常より不利な条件をのんだらしい。

われわれの情報源によると、共同ファウンダーのSergey Brinは、最近、1月31日のアーニング・コール〔電話会議による決算説明〕で、ほとんどあからさまに 、この提携について愚痴をこぼしたという。これがNews Corp./FIMの幹部を怒らせたらしい。

個別のパートナーのパフォーマンスについて論評するようなことはしたくない。しかし、第4四半期には、全体としてみるとSNSの分野で問題が見られたことは強調しておきたい。わわれれが期待したとおりには収益化が進んでいない分野が存在する。しかしわれわれは努力を続けるし、将来には期待を持っている。

…GoogleはSNSの広告スペースの巨大な在庫を確保している。MySpaceとの提携もあるし、もちろんわれわれ自身のOrkutもそうだ。その他20かそれ以上、今数字ははっきり覚えていないが、多数のSNSと提携しており、これらは大変うまく行っている。いずれにせよわれわれが保有する広告スペースは膨大なものだ。率直に言って、収益ということになるとバラツキがある。これにはさまざまな要素が関係しており、一部は理解できるものだが、われわれにはよく分からない要素もある。

…残念ながら、われわれはまだSNSを収益化するうえでベストな方法を見つけているとはいえないと思う。いろいろな実験をしているところだ。一方では大きな進歩もあったが、さっきも言ったように第4四半期では期待どおりにことが進まず、失望させられた局面もあった。次回はもっと前進していることを報告できるといいと思っている。とにかく広告スペースとしては巨大なので、SNSは非常に大きなチャンスではある。

Googleが広告を提供するSNS向け広告の大半をMySpaceにコントロールされている―これがそもそものGoogleの不満だった。われわれの情報源によると、このSergeyのコメントが出た直後からFIMはMicrosoftと広告提携について交渉を始めたという。MicrosoftはFIM/Googleの提携の当初の発表のわずか2週間後にFacebookとの間で一定額の支払いを保証した広告契約を締結している。MicrosoftとしてはMySpaceの広告も押さえることができたら大いに喜ばしいに違いない。もしGoogle以上に湯水のようにキャッシュを使える会社があるとしたら、Microsoftをおいて他にはあるまい。

ただし既存のGoogleとの契約に、中途での破棄に関してどんな条項が規定されているのかは不明だ。Googleは「こんな契約を結ばなければよかった」と公に言ったも同然だが、Microsoftがその契約を寛大な条件で引き継ぐ「甘パパ」の役で控えているとなると、GoogleにとってMySpaceは突然またセクシーに見えてくるかもしれない。

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(翻訳:Namekawa, U)