KijijiがCraigslistに毒舌。「アメリカでナンバーワンになるぞ」

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kijiji-logo.pngきょうだいというものは仲良くできないものなのだろうか。今月すでに書いたように、eBayの無料3行広告サイトKijijiが、昨年夏米国でスタートして以来順調に伸びている。知ってのとおり、eBayはCraigslistの25%を所有しているのだが、残りの75%が売りに出ていないために、eBayはKijijiに全精力を注入してCraigslistと直接対決させている。

comScoreによると1月のKijijiの米国内ビジター数は230万人で、米国の3行広告サイトで第6位だった。6か月間にKijijiはCraigslist(米国内ユニークビジター数2670万人)の10%近い規模にまで成長したことになる。全世界でみると差はもっと小さい。Kijijiの1月が2160万ビジターで、Craigslistが2780万人だ。

昨日(米国時間2/26)Jacob Aqraouが私のオフィスに寄ってくれた。AqraouはeBayの幹部でKijijiをはじめとする全世界のeBayの3行広告サイトを担当している(オランダのMarketplaats、スペインのLoquo、英国、オーストラリア、南アフリカ、ポーランドのGumtree等)。全部を合わせると、Kijijiは20か国の700都市で運用されている。が、Aqaouが誰を潰そうとしているかは、実に明快だ。

われわれは勝つためにやっています。アメリカで勝つこと。6か月間が過ぎてみて、アメリカはこれまでの中でいちばん出足が好調で、しかも全くお金を使っていません。今年は大がかりな攻勢に出るつもりです。そしてアメリカのナンバーワンになります。

Aqraouは今年中にCraigslistを追い越すとは言っていないが、私を辛坊強い人間とは思わなかったようだ。eBayはそもそもどうして2005年にKijijiを始めなかったのだろう。Aqraouがこう答える。

Craigslistが英語のサイト1つだけで世界で成功するとは考えませんでした。Craigslistは一切ローカライズをやっていません。全部英語だけで、サンフランシスコでやっています。

Craiglistに対する不満はこれだけではない。この必要最小限しかないサイトは進化に失敗したとAqraouは強く言う。

彼らはスリム経営だったので、収入がない頃に早く始めることができました。しかしあのサイトは今でも12年前と見た目が変わっていません。ユーザーの期待は大きいのです。ユーザーインターフェースも、信頼も、安全性もみんなハードルが高くなっていきます。じっとしていたら踏みつぶされます。

そして、今や広告は収益の源。かつてのフレンドリーなCraiglistの非営利の水域にもシャークがやってくる。KijijiはeBayで最も成長の早いビジネスだ。全世界の収益は前四半期に104%伸びた(どこから伸びたのかeBayは語らないが)。今年はeBayが米国でのKijijiのトラフィックを増やすために、大がかりなマーケティングをしてくるに違いない。付加機能の有料化、サイトナビゲーションの改良、広告掲載を簡単にするためのツールなども近く予定されている。

3行広告の見映えがいくらよくても、探しているものが見つからなくては意味がない。両サイトの掲載項目数、つまり成功のために最重要の要素、を見る限りKijijiがCraigslistに追いつくまでは長い道のりだ。しかし、Aqraouが指摘するCraigslistのユーザーインターフェースの問題は当たっている。検索がやりにくい。金額でソートできない。そして結果ページには画像がない(個々の項目ページにしかない)。

Craig Newmarkは心配するべきなのだろうか、それとも単なるAqroauの毒舌なのか。

これがKijiji:

kijiji-home-small.png

そしてこれがCraigslist:

craigslist-home-small.png
kijij-boats.pngcraigslist-boats.png

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)