ヤフーの“位置情報のTwitter”ことFireEagleがベータ公開、応用はこれから

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ヤフーが2007年11月発表した新プラットフォーム「FireEagle」には期待するところ大だ。最初ヤフーから聞いた時には「位置情報のTwitter」という説明だった。確かにまるでTwitterのショートメッセージのような具合に自分の位置情報がストリームできる。このFireEagleサービスが今日(米国時間3/6)プライベートベータ版で公開となった。

でも、そこで話は終わりではない。FireEagleにはオープンAPIもあり(というか、そのうち出る)、それを使えばデータを中へ送り込んだり、外へ取り出すことができる。相手に「今どこですか?」と聞かなくても現在位置が分かるのだから、これを応用すれば他の各種ウェブサービスももっと便利になる。例えば、Flickrの写真だって撮影時間を見て、その同じ時間にどこにいたかFireEagleで割り出せたら自動的にタグ付けもできるだろう。先の紹介記事にはこうある。:

FireEagleはすべてRuby on Railsで開発されている。元々はYahooのZoneTagという研究プロダクトにヒントを得て生まれた。ユーザーの位置情報を制御するプラットフォームで、FireEagleに(直接、あるいはFireEagle API上に構築したサードパーティー製アプリから)自分の居場所(正確な緯度経度や都市名、郵便番号その他)を入力すると、システムがそれを認識する。GPS付き携帯やGPS端末なら、FireEagleの位置情報を定期的に更新するよう端末で設定も可能だ。

もちろんユーザーは位置情報の追跡をいつでもオフにすることができるし、すでに登録した位置情報データはシステム内から部分削除・全削除ができる。Yahooによると、このとき情報は即座にサーバーから削除されるという。

しかし今のところ、このFireEagleの約束はまだ単なる約束で、ベータ版の用途はゼロに近い。―自分の位置情報は入力できる。すると、システム側が認識してYahooマップ上に埋め込んでくれる。

でも「間もなく」、自分の位置情報をテキストメッセージで送ったり、Nokia 60端末のZoneTagsで自動配信可能に。テキスト入力がもっと簡単にできるモバイル対応サイトも公開となり、FireEagleの埋め込み用バッジを貼ると自分が今どこにいるかみんなに見せられるようになる。そして最後に忘れちゃならないのがFacebookアプリ。これで自分の位置情報を更新し、友だちを追跡できるようになる予定だ。

FireEagleのベータ版の中が見たい人はこちらで招待状をもらおう

Update (Henry Workからの情報): FireEagleのAPIを今試してみたが、動作は良好だ。アプリも素早く作成できた。それをOAuthで認証してもらったら、あとは自分のデスクトップから自分の位置情報が拾えるようになった。アプリケーションの総覧(ディレクトリ)はないので、テスター用に作った僕のアプリはまだバイラルで広められないけど、デベロッパーの視点からは100%有望で期待が持てそうだ。

[原文へ]

(翻訳:satomi)