Kyteが、携帯からウェブに生放送できるブランド付き動画プラットフォームに

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kyte-logo.pngKyte社CEO Daniel Grafがまた携帯電話を動画配信のプラットフォームに変える大きな一歩を踏んだ。「今日はKyteにとって大きな1日ですね」とGraf。「昨年4月にベータ版を公開して以来最大のリリースとなります」

これまでKyteでは、携帯からウィジェットやKyte.tvに動画アップロードして自分専用のウェブTVチャンネルを作ることができた。今日(米国時間3/7)またさらに、携帯電話かウェブカムで撮影中の動画は自分専用のKyteチャンネルでそのまま生放送できるライブ動画ストリーミングの機能も加わった。ライブで流した動画はアーカイブ保存され、後で視聴も可能だ(プライベートベータの利用登録はこちらから。これは競合相手のJustin.tvUstreamは要注意だね)。

さらにKyteではSteamboat Venturesとスウェーデンの携帯事業者TeliaSoneraから$6.1M(610万ドル)の追加投資を得てシリーズB資金調達ラウンドを完了。調達は累計$21.1M(2110万ドル)となった。

が、なんと言っても大事なのはGrafがKyteをミュージシャン、マスコミ、携帯事業者向けプラットフォームにすべく照準を定めているところ。Kyteではむしろ有名タレントやマスコミにイニシャルのコンテンツを作ってもらって、そこからKyte専用プレーヤーを使って共有・配布してもらいたいと考えている。その最終目標に向け彼は、Kyteブランド付きパートナー(ブロガー含め)にKyteプラットフォームを使ってもらうサイト「Kyte.com」も最近開設した。

音楽4大レーベルはすべて、Kyteでブランド付きプレーヤーを作っている。これはウィジェットにして全ウェブに配布可能。以下ウィジェットはわれわれのものだ(Grafに取材した時の模様を、氏の携帯で僕が撮った)

「どこにも”Kyte”という名前は出てないんですよ」とGrafは言っている(左下に出てる以外はなるほど彼の言う通りだ)。「いわばミクロなWebサイトみたいなもので、バイラルに配ることができて、ファンはお互いの連帯感をほんと実感できるんです」。 ファンは映像提供も可能で、このKyteプレーヤー右肩にあるタブ”produce”を押せば、ファン自ら撮った動画も直にチャンネルにアップロードできる。 Grafもさっそく上の動画をTechCrunchのために作ってくれた(50 Cent以来これが史上2番目)。 みなさんもあと数時間以内ならウェブカムで撮った動画コメントが追加できるよ(僕らも監視してるのでクリーンな内容でお願いしますね)。

Kyteを約3ヶ月前からテストしてきた50 Centの場合、Kyteチャンネル視聴数は既にサイト1万件から優に400万ビューを超える。なにしろサイト「ThisIs50」ではKyte プレーヤーがフロントのド真ん中に出てくるのだ。50 Centは自分とクルーの様子を携帯で撮って定期的に動画スニペットを作ってる。昨晩もKyteプレーヤーで動画『The Mechanic』を初放映したが、これもファンは自ページにエンベッドして楽しめる、というわけだ。みんな動画を拾って他サイトに貼ることに変わりはないが、これが50 Cent流のオンラインのブランド運用に対するコントロール維持のやり方なのだろう。Kyteでは今年4月にはプレーヤーの中に広告を掲載し、広告収入をKyteチャンネルのプロデューサーと共有する予定。

Kyteではさらに、パートナーがKyteプレーヤーを所要約5分でFacebookアプリに変える機能も提供する。サンプルはこちらが50 CentこちらがTechCrunch。また、Kyteプレーヤーとサービスとの連動を深めることができるよう、提携サイトにはAPIも提供するほか、KyteはTwitterと連動までできる。あと最後にKyteでは、携帯から動画アップロードがますます簡単にできるワンクリックのモバイルアプリなんかも作っており、そのアプリのひとつは既にNokia Series 60対応携帯端末でプライベートベータの試運転中ということだ。

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(翻訳:satomi)