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Cisco、ハイブリッド・コンテンツ配信ネットワークのGridNetworksに投資

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昨年10月、GridNetworksは GridCastingコンテンツ配信ネッテワーク(CDN)のためにシリーズAラウンドで$9.5M(950万ドル)を調達したと発表した。どういう理由かわからないが、 Ciscoは今日(米国時間3/10)まで同社がこのラウンドにおける戦略的な投資者であることを発表せずにいた。

GridNetworksは高画質のテレビ番組をインターネットを利用して家庭にストリーム配信するためのテクノロジーを提供しようとしている。このアーキテクチャーは伝統的なCDNに一部P2Pを組み合わせたものだ。簡単にいえば、GridCastingではコンテンツはまず少数のデータセンターにバッファされる。次に10秒から30秒程度のバッファの後、データセンターは約16箇所のピアにストリーミングのソースを切り替える。(ピアというのはこのビデオ・コンテンツをすでにダウンロードしてキャッシュしている他の一般ユーザー。GridNetworksではこの一般ユーザーをミニ・データセンターとして他の一般ユーザーへの配信のを受けもたせる)。

このアプローチはすっかり目新しいものではない。VuzeはAzureusのBitTorrentプロトコルを利用して非常にこれに近いことをやっている。もうひとつ、高画質のテレビ番組を提供するのにP2P方式が中央のデータセンターからの一斉ストリーミング方式より本当に優れているのかどうかもはっきりしない。おそらくP2P方式を利用しないBitGravityのような会社はP2P方式によるコスト削減効果はたいしたものではないと主張するだろう。(またP2Pを規制しようとするプロバイダーの行為に関して、ネット中立性の法的な位置づけはまだ宙に浮いたまま決着がついていない)。

しかし、ここでCiscoがP2Pを含むハイブリッド方式のCDNテクノロジーに参画したことは注目に値する。Ciscoの投資と今後結ばれる密接な関係によって、GridNetworksは同社が「コネクター・ソフトウェア」と呼ぶ製品をコンピュータ以外のデバイス、たとえばLinksysエンタテインメント・センターなどに組み込んでいくことが可能になるだろう。コネクター・ソフトウェアはコンピュータであろうとその他のデバイスだろうと、GridNetworksのストリーミングとP2Pが作動するために必要なソフトで、現在はWindows版のみサポートされている。(Mac版のサポートも近く予定されている)。

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(翻訳:Namekawa, U)