Disney:iTunesで売れる$122.8Mの理由

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DisneyのCEO、Bob Igerが今日Digital Hollywood Media Summitで聴衆に語ったところによると、2006年の契約以来、DisneyはiTunesで400万本の映画と4000~5000万本のビデオを販売したのだという。

これはDisneyがAppleから得た$122.8M(1億2280万ドル)と一致する、とSilicon Alley InsiderのPeter Kafkaは推定し、次のように書く:

言い換えれば、この金額はIgerが今年のDisneyの目標として提示した$1B(10億ドル)のデジタル収入目標の10%弱――昨年$35B(350億ドル)の収入を生み出した企業にとっては丸め誤差にしか過ぎない。…(中略)…Disneyにとって良いことは、これが全てマーケティングコストが0の増分収益だということだ。だから、少ないとはいえあった方がいい。とはいえ、この収入がデジタルセールスがDisneyやその他の巨大メディア複合企業の長期のトップラインとボトムラインにはそれほど貢献しないということを示している。

この記事で公平なのは、デジタルセールスがDisneyの売り上げのわずかしか占めていないということだ。ところが、記事ではその数字を軽視しつつ、デジタルコンテンツへと大きく転換している市場での無収入と海賊版の増加というもう一方の面が無視されている。契約から2年、無料版や海賊版に慣れてしまっている市場で4000~5000万本のビデオと400万本の映画が売れたということは、Disneyと前進する業界にとって前向きなことだ。なぜなら、それは人がまだビデオや映画を無料でダウンロードしていない回数が5000万回ある、ということだからだ。映画市場そのものはDRMや低品質のビデオにより頭打ちとなっている。しかし、AppleのHDとレンタルへの動きは、合法的なダウンロード市場においてさらなる成長を促すはずで、今後12ヶ月でこれらの数字は簡単に2倍、あるいは3倍にもなる可能性がある。巨額の収入ではないが、今やDVD売り上げが減少しており、ブルーレイがまだ完全には確立していない広範な市場では、これは成長だといえる。

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(翻訳:Megumi H.)