ヤフーがセマンティックウェブ採用、自力で大急ぎで情報整理するネット実現へ

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オープンなものはなんでも取り込んでるヤフーが今日も快調だ。あと1時間かそこらで先月紹介した自社の「Open Search Platform」の展開を発表する。

先の発表では、サードパーティーも検索結果の変更・最適化ができるようにする計画の説明があったが、今日はこの開発者専用プラットフォームのもっと詳しい内容と、セマンティックウェブの標準多数のサポートが発表となる。

この全てが意味するところは何なのか? これはつまり、ウェブが自分で自分の情報を手早くオーガナイズできるようになる、ということだ。その影響を受けるのはYahoo Searchから出る巨大なトラフィックと、このデータの上にアプリ構築を選択する可能性のあるみなさんだ。

ヤフーがRDFmicroformats(マイクロフォーマッツ)のようなセマンティックウェブの標準をサポートすることは、まさにサイトがその採用を考える上で必要なインセンティブである。セマンティックのサイロがウェブの至るところに散らばってる状態ではない(Twineを見てごらん)。ヤフーがこれからやろうとしているのはセマンティック情報は入手可能なものは片っ端から集めていくことであり、これはサーチエンジンとして当然やるべきこと。 今までは、適正に構造化されたデータをサードパーティーから要求するアプリは皆無に等しかったが、それも今日変わる。

昨日の説明会でヤフー製品管理ディレクターAmit Kumarと他のみなさんが教えてくれた一つの例は、LinkedInである。-ユーザー・プロフィールページをマイクロフォーマッツでマークアップしてくれたら、ヤフー検索がそのコンテンツと中身のピース同士の関係を把握できるので、あとはヤフーがそのデータをYahoo Search内でインテリジェントなやり方で見せることができる、というわけだ。 「当社のインデックス内にある構造化されたLinkedInのデータをより深く理解することで、ユーザー(この場合はLinkedIn)のサイトにとって更に魅力ある有用な検索結果の提供が可能になります」とヤフーは話している。実際の検索結果は以下のような感じで表示される(応用方法についてはYahoo Open Searchを紹介した前回の記事でどうぞ)。:

サードパーティーの人は誰でも、Yahoo Search改造版を作って自分たちのセマンティック情報をレバレッジできる(ヤフーでは数週間以内にベータプログラムを始め、それに合わせて開発者発足パーティーを予定している)。ラッキーな人は全検索結果にデフォルトで追加してもらえるそうだ。

やっと具体的な情報が少し明らかになったが、ヤフーはもう数週間以内にさらなる詳細を公開すると約束している。スタート当初からマイクロフォーマットはたくさんサポートするらしい。:hCard、hCalendar、hReview、hAtom、そしてXFN。さらにボキャブラリコンポーネントはDublin Core、Creative Commons、FOAF、GeoRSS、MediaRSSその他をサポートする。 RDFaとeRDFのマークアップもサポートし、これを既存HTMLにエンベッドできるように。 最後に、ディープWebデータに構造化されたクエリーが出せる拡張性を備えたAmazon A9のOpenSearchの仕様もサポートするようだ。

当ブログのErick Schonfeld記者は2月の記事で、グーグルに全力で挑むにはヤフーは検索をオープンにするしかないと発破をかけたが、まだその方向には向かっていない。でも、この調子でいけばもしかしたら最後はそこまで行き着くかもしれないなと、そんな思いを強くした。

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(翻訳:satomi)