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速報:FCCが正式発表、帯域オークションの大勝利者はVerizon。ではなぜGoogleは笑っているのか

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spectrum.jpgFCCの$19.6B(196億ドル)に上るワイヤレス帯域オークションは昨日(米国時間3/19)終了し、勝者はVerizonだった。これは大方の予想どおりでもあった。

本日の記者発表でFCCの会長は、最も引く手あまたで、全米をカバーするCブロック帯域6か所の地域ライセンスを、Verizonが落札したことを発表した。同社はBブロックの小規模ライセンス77件も獲得した。Googleは1件のライセンスも落札しなかった。またAT&Tは小規模ライセンスを227件落札し、これは現在同社が弱いとされるサービスエリアを補完するものだろう。衛星テレビプロバイダーのEchostarも、全国サービス展開に十分なだけのライセンスを落札し、双方向ブロードバンドサービスの提供能力の拡大を可能とした。また、非常時サービス用に予約されているDブロックは、再入札となった(最低入札額に達しなかった)。

というわけで私のミシシッピー渓谷不意打ち説は当たっていたようで、Verizonが個別の地域ライセンスを落札し、全国ライセンスでGoogleと正面対決することはなかった(Googleが何をやったのかについては、未だに思索中だが、おそらくそういうことだろう)。

真の勝者はGoogleであり、その理由は文字どおり、敗れたからだ。Googleは最低$4.6 B(46億ドル)で入札することを公約し、これが同社でロビー活動をしていた「オープンデバイスおよびオープンアプリケーションルール」の引き金となったのだが、Googleが本気でオークションに勝つつもりだとは誰も思っていなかった。ワイヤレスネットワークを構築、運用していくことは、検索広告と比べてずっとマージンの薄いビジネスで、帯域のリースだけでも気を遣う。しかし、早々と$4.6B(46億ドル)の見せ金をしたことによって、Googleは新しいゲームのルールを支配することができたのだ。今Verizonが縛られているそのルールを。Googleにとって必要だったのは、運用会社が誰であれ、ブロードバンドのワイヤレスネットワークで、GoogleのモバイルアプリやAndroid電話機が差別されないこと、それだけだった。

では、もしGoogleが落札していたら? これも実はそんなにリスキーな行動ではなかった。ワイヤレス帯域にキャッシュを寝かせておくのは他と比べてそんなに悪いことではない。需要は常に上り続け、供給は常に下がり続けるのだから。

(写真提供 Steve Jurvetson)

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(翻訳:Nob Takahashi)