ニュース
Google / グーグル(企業)

Googleがまたワイヤレスゲームにボールを投げ入れた:WiFi 2.0

次の記事

Mixwitのミックステープと、幅広いソーシャルメディアへの野望

white-space-balls.jpgGoogleが、$4.6B(46億ドル)に手をつけず〈かつ〉ライバルたちに自分のルールを押しつけて、FCCの700Mhz帯域オークションから降りるやいなや、このブロードバンドワイヤレスのゲームにまた1つボールを投げ入れた。本日(米国時間3/24)、GoogleはFCCに対して、デジタルテレビへの移行に伴い空きの出るテレビ放送信号の未使用「ホワイトスペース」を、長距離ワイヤレスブロードバンドアプリケーション用の非ライセンス帯域として開放するよう提案した。この帯域は“Wifi 2.0”、即ち無料でライセンス不要で現行wifiよりもはるかに遠くまで届くものになる可能性がある。

Googleのいうこのホワイトスペースとは、テレビ帯域の一部で、チャンネル2~51のための余分な帯域のことだ。デジタルテレビ信号はアナログ信号よりも効率が良いため、2009年2月(米国内でのデジタルテレビ移行完了時期)以降はこの余分が不要になる。では、この余分の帯域で何をしよう。Googleは、無料で開放して様子を見よう、と言っている。

悪くない考えだ。WiFiで何が起きたか見てみよう。ここまで普及して便利になったのは、誰もネットワーク構築のためだけに、何十億ドルという入札をしなくてよかったからに他ならない。それに、このホワイトスペースをオークションにかけたとしても、政府は果していくら取れるかわからない。この帯域は、$19.6B(196億ドル)で落札されたばかりの(分離された)700MHz帯域ほどクリーンではない。干渉の問題がたくさんある。しかし、GoogleやDell、Microsoftをはじめとする各社は、こうした問題は程度の差こそあれ解決が可能だとしている。

どうしてGoogleは、どのワイヤレス技術で行くか決心できないのだろう。多様性、これこそがポイントだ。Googleは、既存のモバイルネットワークでも、700MHz帯域に構築される次世代モバイルネットワークでも、ライセンス不要のWiFi 2.0ネットワークでも、WiMaxネットワークでもどこででも、ワイヤレスブロードバンドのインターネットサービス時代の案内役として出来ることは何でもやりたいと思っている。(じっさい、最近また表面化した噂によると、SprintとClearWireが両社のWiMaxネットワークを併合しようとして出資者を探しているが、インテルは興味を示さないと思われ、Googleが、700MHz帯域で使わずに済んだ$4.6B[46億ドル]の一部を注ぎ込んで、その契約を成立させるかもしれないという。ただしWiMaxにはまた別の技術的問題がある)。

さらにGoogleは、できるだけ多くの会社にAndroid電話を作ってもらい、できるだけ多くのネットワーク用にワイヤレスデバイスを作ってもらうことによって、さらに多くの人たちが、パソコンの前にいない時でもウェブを検索しGoogleのアプリケーションを使えるようになって欲しいと考えている。

どのボールからも目が離せない。

(写真提供:SideLong

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)