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Craigslistはわれわれの鏡だ―それ以上でも以下でもない

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Footnote、ベトナム戦争記念碑を完全デジタイズ

今日、私はたまたまニュースを見ていた(どういうわけか普通のテレビだった)。Craigslist でまずいことが起きたというのが大きなニュースだった。Craigslistに誰かが「オレゴン州Jacksonvilleのこれこれの家にあるものは全部タダで差し上げる」という広告を載せた。人々がすぐに反応し、Robert Salisburyというその住民の所有物をほとんど持ち去ってしまった。彼が帰宅したところ、30人が彼の最後の持ち物を選り分けている最中だった。彼の馬も連れ去られてしまった、という。

Craigslistに「取りに来て持ち帰るのであればただで上げる」という広告が載るのはありふれたことだ。もちろん、Craiglistで家財一切をくれてやる人がいるというのはちょっと想像しにくいが、それはまた別の話。それに、これは初めてのことではなく、以前にも似たような事件がはあったことは指摘しておきたい。

私は今日の午後、何人かの弁護士に、このような場合のCraigslistの法的責任について話を聞いてみた。被害者が当然に請求できるのは保険(たぶん入っていないと推測する)以外ほとんどなく、民事訴訟を起こすとしても、この広告を投稿した人間を特定できた場合だけだ。訴訟好きな人間ならCraigslistに賠償を払わせるような理屈を考え出せるんじゃないかって? 弁護士たちの意見では可能性はあるという。そして、悪いパブリシティーを最小限に食い止めたい相手からすばやく示談ないし和解金を巻き上げられるのではないかと期待して、成功報酬ベースでこうした事件を受任する弁護士も多いことも事実だ。

しかし私は、思うに、重要なポイントはCraigslistがただの鏡にすぎないということだ。善人もいるが悪人もいることを受け入れなくてはならない。サイト上で、無数の関係が結ばれ、取引が行われているが、ほとんどの場合参加する人のすべての利益なっているのだ。

メインストリーム・メディアは、時折事件が起きると大騒ぎして、まるでインターネットがギャングの隠れ家で、立ち寄る人を待ち伏せしているように書き立てる。Craigslistはありとあらゆる件で咎められてきた―セックスドラッグスキャンダルその他

しかし、ほとんどの場合、Craigslistは、仕事を探したり、ボーイフレンドを探したり、寮の部屋に安い家具を買ったりためにたいへん役に立つ場所なのだ。今日の状況は、ただCraigslistが私たちの文化の中で重要な位置を占めるようになったことを逆に証明する例外にすぎない。Salisbury氏には心から同情するし、持ち物(とくに愛馬)が戻って欲しいと思う。しかし、この事件でCraigslistをバッシングしても意味はない。

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(翻訳:Namekawa, U)