画像認識技術の課題が解決された―金を払って人間にタグづけさせればよい!

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たいていの人はハードディスクの中にの中に何千枚ものデジタル写真を持っている。そのほとんどはタグ付けされておらず、したがって検索も出来ない。1万枚の写真の中から下の息子の写真300枚を探したいと思っても、それはムリだ。何年間もせっせと写真にタグを付けて分類していれば別だが、誰もそんなことをしてはいない。

問題は明白だが、解決法となると難しい。この問題に相当本格的なテクノロジーを動員して取組みながら失敗したスタートアップの足跡をたどっていくと、Riya(現在はLike.comを通じてネット通販にフォーカス)、Ookles (ついにローンチできず)、Polar Rose(1年近くプライベート・ベータのまま)などがある。

ところがここに、突然にTagCowが登場した。ユーザーが写真をアップロードすると数分でタグ付けしてくれる。この技術は「魔法」のようだ。つまり何の説明もないのである。

もし写真に山が写っていれば「山」とタグを付けてくれる。犬なら犬、黄色いカップなら黄色いカップだ。人間もタグづけできる。ある人の写真をアップロードして、名前を告げると、同じ人の他の写真をアップロードしても正しくタグをつけてくれる。このサービスはFlickrと連動していて、そこにアップロードしてある写真は自動的にタグ付けされる。

写真サイトのZooomrのCEO、Thomas Hawkがこのサービスを試し、「これはじつに、じつにクールだ」と感心したものの 、いったいどうやっているのか不思議がっている。

答は、人間がやってるのだ。私はTagCowのサイトが、タグ付けのプロセスについては慎重に口をつぐんでいて、「自動的」とか、その他コンピュータが使われていることを示唆するような言葉を一切使っていないことに注目している。Riya/LikeのファウンダーMunjal Shahもこれに同感で「Thomasが試しにアップロードした魔女の人形の写真に<魔女>とタグづけするなど、現在のコンピュータができることではない」と言っている。

私はこの会社にメールを書いて、サービスの仕組みの説明を求めたが、返事は来ていない。私は人間がタグ付けしていると踏んでいる。Googleでさえ実質的に白旗を上げて降参し、同じような仕事を人手でやっているほどなのだ。

TagCowは無料でサービスを提供しているようだが、この先、ビジネスのコスト面が難問になってくるだろう。それに業務の運営もいささかアバウトだ。データのプライバシーが心配? 彼らのプライバシー保護サービス提供に関する規約を見てしょうがない。「プライバシー(未定)」、「法的な注意(未定」。信頼性獲得にはいささか問題のある方法だ。

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(翻訳:Namekawa, U)