英作家協会会長「ネットの違法コピーのせいで作家は筆を折ってしまう」と世も末な発言

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bookindustry.jpgインターネットの著作権侵害が続けば将来作家は執筆を止めてしまうだろう-プロの作家たちを代表する英国作家協会が出版業界にこう騒ぎ立てている。

作家協会会長で『Girl with a Pearl Earring』(邦題『真珠の耳飾りの少女』)著者トレイシー・シュヴァリエ(Tracy Chevalier)が英紙『The Times』からの取材に対し、作家に対する報酬決済のモデルは今や死んでいると語り、コンテンツは無料にすべきか、という可能性さえ示唆した。

「これは亀裂が入ったダムなのだ。…われわれは法律と訴訟で穴を塞ごうとしているが、もっとラディカルに考える必要がある。われわれ自身が変わり、今とは全然違う報酬のシステムを作らなくてはならんだろう。可能性としては、コンテンツは全員に無料で提供し、それとは別に報酬がもらえる仕組みを模索することも考えられそうだ…。

一番大きな打撃を受けているのは、拾い読みできる詩集や料理本、旅行ガイド、短編といった全部通しで読まなくていい本を書いている著者たちで…料理本書く人なんて本当に苦労してる。 かく言う自分もやってる。-レシピが欲しい時は自分だってオンラインで無料で入手しているし。…読者にすれば払うお金がどんどん減るんだからこんな素晴らしいことはない。しかし、それも束の間で長期的には情報の荒廃を招き、みんな書くことを止めてしまうだろう。「もっと時間を置いて眺めないとテクノロジーが何をもたらすかは分からない」ということは沢山ある。が問題は様子眺めもほどほどにしないと待ってる間に成果自体が消滅してしまうことだ。そしてまさしくこれと同じことが音楽業界で起こった。

つまりなんだろう、音楽産業ではミュージシャンが音楽作るのを止めてしまって道端で物乞いをしてるとでも…

少なくとも今とは違う別のモデルについて語り、変化の必要性を認識している点はポジティブに取れる。けど、本が一巻の終わりだとか、自分の作品の違法コピーがネットに出るかもしれないからって作家が書くことやめるだなんて、本気で信じてる人いる? オンライン書籍コンテンツとeブックリーダーで書籍のゲームも変わりつつあるが、それでも本の市場はずっと残るだろう。文学は今のミュージックとは違う。Garage Band使って9歳の子が気まぐれに作れるようなものでは、ない。

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(翻訳:satomi)