Twingly

まともなブログしか回らない欧州のブログ検索エンジン「Twingly」がベータ公開に

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欧州圏に特化したブログ検索エンジン「Twingly」(1月の紹介記事)が先ほどプライベートベータで公開となった。招待状はトップページで申し込むか、その場で入れる招待状がこちらで(読者先着2000名様限定で)もらえる。

Twinglyには魅力あるエンジンを実現する機能が盛り沢山だ。まず最初に目につくのが”no spam(スパムなし)”検索。これはTwinglyが本物の実在ブログと判断したブログにだけクエリーをかける機能である。いわばホワイトリストのアプローチで、大半のブログは含まれないので検索結果は減るが、スパムは文字通り一掃となる。Twinglyが認定するホワイトリストのブログは現在45万件。毎日1000件ずつ追加している。

存在するブログを全部片っ端からインデックスしてブラックリストやなんか他の方法でスパムを弾くのではなく、Twinglyではモニタリングする対象を本当のブログのみに絞っている。最初は自分たちが知っているブログの小さなリストから始め、そこから他ブログに張っているリンクをベースに網を広げていった。「優れた実在のブログはスパムブログにリンクを張らない」という、この想定はかなり合理的だ。結果たどり着いたのが、実在ブログのホワイトリストのみインデックスし、それ以外のものは全部無視するというアプローチ。

検索のランク付けは日付け(ブログ検索では普通に見られる)、被リンク(Technoratiの格付けと同じ)、TwinglyRankを基に行う。 このTwinglyRankは「キーワード関連度、インリンク数、ユーザーおすすめ数、発行日時を混ぜ合わせ極秘レシピのソースを振り掛けたもの」だ。

ユーザーは対応29言語なら言語別検索も可能(これ以外の31言語もモニタリングはしているが、導入までには精度が今ひとつ)。

Twinglyはもうプロダクトも出しており、書く端からブログエントリが世界地図上に出る、なかなか洒落たスクリーンセーバーもある。新検索エンジンでは主にピン専用サーバー(解説)と既存ブログ・インデックス機能などなど、このスクリーンセーバー向けに開発したバックエンドの技術も一部採用するようだ。

ファウンダーのMartin Källströmは、コンシューマー向け検索エンジンに加え、ニュースコンテンツに関連ブログエントリを表示するよう大手ニュースサイトと提携していく、と話している。SphereとTechnoratiの両社もこれで過去実績を挙げているし、ページビューが増えた分の収益を分配する契約も結べそうだ。ブログもリンクバックしてもらえるならコンテンツにリンク張ってやろうかね、という励みになるものなのでコンテンツプロバイダもこうした動きには好意的。

Twinglyは米国内のパートナー獲得ではSphereとTechnoratiと張り合っていけないかもしれないが、既に欧州圏では大手パブリッシャ44社がライブで使用中で、ウィジェット経由の月間ビュー数は1億件に達している、と氏。

同社は2007年7月にServisenから€1M(100万ユーロ)の投資調達ラウンドを完了した。社員数7人。検索エンジンは来月か再来月にはローンチとなる見込み。

[原文へ]

(翻訳:satomi)