MySpace、大手レーベルと訴訟で和解―新ジョイントベンチャー設立へ

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MySpaceは、Universal Musicと係争中の訴訟に関してたいへんユニークな手法で和解したというニュースが複数の情報源によって確認された。両社はMySpace Music という新しいジョイントベンチャーを立ち上げることとなった。株主にはすべての大手レーベルが参加する。(EMIはまだ交渉中のため参加していない)。

正式発表は来週の予定で、新事業のスタートは2008年7月か8月が予定されている。このニュースは最初、Reutersで、続いてさらに詳しい情報とともにSAIに掲載された。

新会社はMySpaceの音楽関係の活動一切を運営する。親会社のNews Corp.から$120M(1億2千万ドル)程度の出資を受けて、これをSonyBMG、Universal Music Group、Warner Music Groupに分配する。その見返りとしてレーベル側は訴訟を取り下げ、音楽のダウンロードとストリーミングの権利を新会社に許諾する。News Corp.の出資金のうちおよそ$100M(1億ドル)が Universalに、残りがSony BMGとWarnerに新会社の株式として分配される。

これによってユーザーは音楽をオンデマンドでストリームで聴き、あるいはファイルとしてダウンロードできるようになる。またプレイリストを作ったり、自分のプロフィール・ページに音楽プレイヤーのウェジェットを設置することもできる。ストリーミングは広告ベースの無料サービスになる予定だ。(Imeemと同様)当初はバナー広告 だが、後に(ラジオ広告のように)ストリーム内に音声広告が挿入される予定だ。DRMをかけないダウンロードも、広告ベースないしAmazon’s Music Storeのような有料ベースで提供される。

広告収入はジョイントベンチャー・パートナー間で楽曲の再生回数ではなく、株式出資比率に基づいて分配される。

CEO募集中

MySpaceは現在新会社のCEOを募集中だ。MySpaceのCOO、Amit Kapurがリクルートの責任者を一時的につとめている。情報源によると、KapurとMySpaceのCEO、Chris DeWolfeはIan Rogersを熱心に口説いたという。Rogersは最近Yahooを辞めてステルス・スタートアップのTopspin MediaのCEOに転じた。

このあたりでそろそろ十分以上にはっきりしてきたことがある―大手レコード・レーベルは録音された音楽で金を儲けることをすでにほとんど諦めている。その代わり、レーベルは消費者に直接接触するチャンネルの株式を握ることを目指している。

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(翻訳:Namekawa, U)