マイクロソフトとヤフー、メディアを舞台に$40Bのチキン・ゲーム

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今日もマイクロソフトとヤフーの交渉に関してたくさんの 報道があった。このドラマも今や3ヶ月目に入ったが、主にメディアを通じて戦われているように思える。なかでもWall Street Journcalは両陣営からかっこうの情報リークの舞台に利用されている。

Yahooの伝えたい主要なメッセージは「この取引をなんとかまとめたい。しかし、同時にMicrosoftの言い値である株価の62%増しよりも高い値段にしたい」ということだ。逆にMicrosoftの主要なメッセージは「最初の提案のときよりも景気が悪くなっているのだから、当初の言い値より下がることはあっても高くなることはない」だ。そして双方とも「いつでもこの取引から下りる用意がある」とも言っている。

その他の興味ある噂としては―

  • 多数の情報源が「Yahooは依然としてNews Corp.、AOL、AT&Tと話合いをつづけている」と言っている。ただし誰もこれを「煙幕」以上のものとは見ていない。
  • MicrosoftはYahooの新たな取締役に誰を推薦するかについて無線封止を守っている。ただしMicrosoftが委任状争奪戦(プロキシー・ファイト)に持ち込むつもりなら、発表の前に株主に通知しなければならない。
  • Yahooは第1四半期の営業成績を4月15日ごろに発表する。シリコンバレーの噂では、内容は非常に悪いとのこと。Yahooは株主総会の期日を早急に決める必要がある。

Microsoftは「買収の申し出を撤回するかもしれない」という脅しでマーケットがYahoo株を売り、それによってYahooを受諾に追い込もうとしているのだろう。しかしこの脅しはマーケットを十分に騒がせていない。

そこでMicrosoftは買収価格を1株について1、2ドル上げるか(そうすればYahooの株主の多くは買収賛成に回るだろうと報じられている)、それとも提案を取り下げるかだ。

もし買収の申し出が拒否され、かつ第一四半期の成績が言われているほど悪かったとすると、Yahooの株価は$19に戻るだろう。そうなると他の企業やプライベートな株式ファンドなども再び買収に興味を示し始めるかもしれない。

YahooはMicrosoftの申し出を振り払うことはできるかもしれない。しかしこの先長期にわたって独立企業のままでいられる道は閉ざされているように見える。私の意見では買収相手としてはMicrosoftが最良だ。Yahooは第1四半期の営業成績が公開されて交渉の立場が今以上に悪化する前に申し出を受諾すべきだと思う。

ここで私の予言を披露しておこう。向こう12日間に、MicrosoftがYahooに花を持たせるため、1株あたり$1 – $2程度買収額に上乗せをしたところで取引がまとまる。

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(翻訳:Namekawa, U)