自然言語検索のPowerset、ここ数週間でローンチか

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サンフランシスコのPowersetは「ここ数週間のうちに、永らくお待たせしたベータ版の一般公開に踏み切る予定だ」と昨日私に告げてきた。Powersetは自然言語を理解する新しい種類の検索エンジンを開発中で、これによって現在市場を支配しているキーワードによる検索エンジンに挑戦しようとしている。

この検索エンジンの初期バージョンは、昨日私は本社に招かれてデモを見せてもらったが、同社のPowerlabsサイトの一部ユーザーにはすでに公開されている。しかし、それを別にすれば、全体としてほとんど沈黙が守られてきた。

この初期バージョンはエンジンのコンセプトとユーザーインタフェースのデモ用で、まだウェブ全体を対象として検索が可能なところまでいっていない。現在Powersetが検索できるのはWikipediaとFreebaseだけだ。しかし、このサービスをテストしてみて、私は初めてGoogleを使ったときに似た「おお!」という感覚を味わった。簡単に言えば、このサービスは検索分野においてきわめて革新的で、もしかすると革命的とさえいえそうな大きな進歩をもたらしたと思う。

もっとも同社が現在までに成し遂げたのは2つのサイトだけを相手にしたごく小さな索引づけだという点は割り引いて考えねばならない。さらにPowersetは検索エンジンを欺こうするスパムその他の問題に対してなんら対策を講じていない(この点がGoogleをかくも偉大な検索エンジンにした)。こういった点、まだGoogleへの挑戦者と呼ぶにはほど遠い。しかし誰でも一度使ってみれば、これがウェブ全体で利用できるようになったときの潜在的な影響の大きさを感じることができるはずだ。

今のところ、Powersetではこの検索エンジンの詳しい機能をまだ秘密にしているが、2007年半ばごろにスクリーンショットが公開された頃に比べて機能は大きな前進をみていると思う。

ローンチの準備に入って、Powerset開発チームの一部のメンバーはサービスが実際にリリースされるまでヒゲを剃らないと誓いを立ている。彼らがヒゲの伸び具合をPowerstacheというサイトで公表しているのをLA TimesのJessica Guynnが報じている。

同社を巡ってはさまざまな噂が駆け巡っている。複数の情報源がPowersetは追加の資金調達を行おうと努力中だと語った。また同社は新しいCEOを雇い入れるという計画を棚上げにしたようだ。ファウンダーのBarney Pellが依然として会社を運営権をしっかり握ってしている。

Powersetは検索エンジンの分野でわれわれが目を話さず観察している3社のうちの1社だ。他の2社は Cuill (クールと発音する)とBlekkoだが、どちらもまだ完全なステルスモードだ。

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(翻訳:Namekawa, U)