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Joost、大規模なリストラを準備中

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Sunday Timesによると、Joostはメディアやスポーツ企業からコンテンツを世界に配信する契約を取り付けることに苦しんでいるという。こういった契約は従来、国、地域別に結ばれるのが普通だからだ。ただし、Sunday Timesは、Joostには依然として十分なキャッシュがあり、閉鎖されるようなことはないだろうと観測している。 「エゴのぶつかり合いがひどかった」と元社員が語っている。Joostは人員削減について否定しており、「場合によっては人員のより適正な部署への再配置はありうる」としている。

Erick Schonfeldは昨年10月に、「Joostにはあまり時間が残されていない」として次のように書いた。

時限爆弾が転がっている。よく見るとJoostと名前がついている。 -JoostのP2PネットTVクライアント専用ソフトが一番のセールスポイントとしてきたフルスクリーンの高品位な動画ストリーミングが、ウェブの水際にじわじわ迫ってきた。Brightcoveも顧客の動画パブリッシャーにBitTorrent DNAによる同様のサービスを間もなく提供するが、Joost最大の脅威はAdobeとそのユビキタスなFlashプレーヤーだ。

圧縮技術の改良が進めば、動画サイトではストリーミングの画質が上がる。JoostのP2PのアプローチはJoostにこそ大いにメリットがあるが、消費者から見たらそれほどメリットではない。(人気の動画ストリームにかかる帯域数コストをユーザーが被るので)。 が、ネット動画ストリーミングは今や格段に安くなろうとしている。Web動画広告の登場で、従来とは比べものにならないほど儲かる分野となった。経済が回り出したら、ネット動画ストリーミングは中央集中型の方がP2Pストリーミングより上質かつ安定した視聴が可能になると主張する人もいる。

Skypeのファウンダー、Niklas ZennstromとJanus Friisによって設立されたJoostだが、当初大いに期待を抱かせる約束を振りまいたものの、オンライン・ビデオがウェブでもっともホットな専門分野になってきたこの時期に、なんらユニークは特長を出せないままに時間を過ごしてしまった。リストラも止むをえないだろうが、現在の熾烈な競争の状況を考えると、Joostに残された日時はそう長くないのかもしれない。

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(翻訳:Namekawa, U)