またしても驚きの展開―「AOLとヤフーの合併が調印間近」とWSJが報じてるが…?

次の記事

Qikがライブストリーミングで$3M調達

twoheaded.pngYahoo-Microsoftのドラマは新展開が続いている。終盤戦に入って、ありとあらゆる勢力が入り乱れて一役買おうと押し合いへし合い中だ。最新の波乱は、Wall Street Journalの「ヤフーはAOLとの合併に調印間近」という記事。

このニュースは、われわれが「YahooがGoogle AdSense For Searchの試行でMicrosoftを挑発 」という記事を書いたのとほぼ同時に飛び込んできた。一方でNews Corpは、一時ヤフーが「ホワイト・ナイト」役を期待したことがある企業だが、ここに来てYahoo問題を再び取り上げたという。共同で買収提案を行うためにMicrosoftと話合いを始めたというのだ。ありとあらゆる試みが進行中で、何が起きてもおかしくない騒然とした雰囲気だ。

AOL-Yahoo合併に関して、WSJは次のように報じている。

現在検討されている条件は、まずTime Warnerは傘下のAOL事業部門をYahooと合併させ、統合後の企業に対して、その20%に当たる額をキャッシュで投資する、というものだと情報源は述べている。この取引にはAOLのダイアルアップ接続ビジネスは含まれない。それ以外のAOLの価値は$10B(100億ドル)に評価している。この取引の一環として、YahooがTime Warnerのキャッシュを利用して、1株30ドルから40ドルの間で、市場から数十億ドル相当の自社株を買い戻すことになる。

注意すべきことは、この$10B(100億ドル)の価値評価はわずか2年と少し前にGoogleがAOL株の5%を$1B(10億ドル)で取得したときの評価額の半分にしかならないことだ。明らかに両社ともつじつまを合わせるために数字を目一杯いじくっている。Time Warnerがこういう申し出をしたというのは事実として信じるにやぶさかではないが、実際に調印されるところまでいくとは思えない 。ことにMicrosoft-MySpace-Yahooという3者合併の提案が本当ならなおさらだ。

こういった大型合併はどれひとつ取っても実際の作業は悪夢のように困難だろうが、「Microsoft、MySpace、Yahoo」の3社が仮に合併すれば、その巨大なトラフィックと広告スペースはいかに困難な作業が待っていても問題ではないくら魅力的だ。しかしそもそもそんな複雑な大型合併が実現する可能性はやはり低いといわざるをえない。もっとも可能性の高いのは、依然として、Microsoft がYahooをストレートに買収するというものだ。今回のニュースもそこへ向けての交渉の脇筋とみたほうがいいのではないか?

{democracy:43}

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)