「ミュージックビデオのHulu」目指すPluggedIn新登場

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音楽なんてウェブでは飽和市場に思えるかもしれない。Last.fmに行けば楽曲のオススメもアーティスト・プロフィールもコミュニティもあるし、楽曲買いはiTunesとAmazonのミュージックストアで無茶苦茶簡単になった。 ミュージックビデオはYouTubeとかのサイト多数の至るところに散らばっている。

あと一社入れる隙間を空けてやるなら今で、今度のは大きくなる可能性大だ。ミュージックビデオとコミュニティのサイト「Pluggedin」が先ほどパブリックベータで公開となった。ここは「ュージック版Hulu」を自任し、高品位な動画コンテンツを一番のセールスポイントとしている。対象はEMI、Sony BMG、Universal Music Groupほかインディー系レーベル多数のミュージックビデオ。さらに“4大レーベル”の残る1社、Warner Musicも近い将来加えたい意向だ。

Huluを引き合いに出すと飲み込みが早いと思うが、サイトは非常にクリーンで概して画質はYouTube動画よりかなり優れている。多少バラつきは目につくものの、コンテンツの品揃えもすごい。ただ、サービス公開に合わせて用意した動画1万点余りの大半は、まだHDでは出ていない(既存の作品がまだハイデフになってないのが主な原因)。 Pluggedinではサイトに人気が出るにつれ、コンテンツプロバイダ側にもミュージックビデオをHDで撮影するインセンティブが高まっていくものと、今後に期待をかけている。

Pluggedinは他サイトとの統合化もうまく実現した。聴いたばかりの曲・動画が買いたいと思えば、AmazonやiTunesへの直リンクも使えるし、サイトではアパレルのHot Topicや着メロのThumbplayなど小売マーチャンダイザーとも多数提携を結んでおり、こちらも全部、視聴エクスペリエンスを全く妨げない目立たないメニューに出てくる。

サイトでは100万人を超えるミュージシャンのプロフィールを紹介しており、これにはサイトに動画が1本も出てない人も含まれている。プロフィールはAll Music GuideとかLast.FM、ウィキペディアなど各種情報ソースから入るコンテンツでダイナミックに生成。ページには“HD品位”の素材はひとつもないが、ネットで視聴できる各アーティストのミュージックビデオ一覧は出ており、その全てがこのページ上でシームレスに再生可能だ。

このように機能面では充実しているが、それでもサイトには幾つか問題点もある。ある特定の動画を探したいと思ってもこれが曲者で、曲名ではなくアーティスト名検索だけのようなのだ。動画クオリティーを売り文句にしている割には立ち上げ段階では驚くほどHD動画が少ない(そのほとんどはコンテンツプロバイダ側のミスだが)。 動画は他サイトにエンベッドできないので、ここがバイラルの成長の大きな妨げになりそうだし、なにより一番大きな問題は米・カナダ国外から動画が視聴できないことだろう。

ソーシャルネットワーキング機能は最低限のものしかないが友だちと楽曲共有するだけならこれで充分という感じ。時間つぶしには最高のサイトで、ランダムに楽曲をクリックして回るのがこんなに楽しかったことはない。プレイリスト機能は即興パーティーにも便利。 PluggedInがこのままコンテンツを増やし続けいって、尚且つ広告過多に陥らない限りは目が離せないサイトになりそうだ。

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(翻訳:satomi)